氷見市での案件!一つ目は市内の自転車屋さん…。自転車販売や修理を行っているお店が被災し、傾いています…公費解体の順番待ちの状態。でも、解体は公費で行われるとしても、お店が無くなってしまったら商売もできません。そこで店主さんは何とか工夫をしながら地所に仮の倉庫や作業場を再建しようと頑張っていらっしゃいます。
この依頼者様の特徴を簡単に書かせてください。
例えば、自分の所で自転車を買ってくれた中学生・高校生が通学途中でチェーン外れやパンクなどのトラブルに遭ってしまったら、電話一本で現地に出向いて無料で修理されています…。そんな方なんです。創業は今は亡きお父様なので二代目。95歳のお母さまを一人ご自宅で介護しながら自転車店を営業しているという真面目で誠実な店長です。
いわゆる災害ボランティア・社協案件と言うのは、商いに関する部分のサポートは原則として行えません。なので単にルールだけで言うならば、「仮店舗に使う倉庫の支柱を立てて欲しい」と言う依頼はNGなのかも知れません。でも…大きな声では言えませんが、氷見社協さんはお困りごとを抱えていらっしゃる方の声を拾うんです。「高齢のお母さまの介護をされている所から、社協としても関係を築かせて頂いていますし、単純に〝商いの部分か否か?〟の判別が付けられない」と言うようなニュアンスなのかな?私は良く解りませんが、とにかく氷見社協は市民の方々の〝助けて…〟の言葉に耳を傾けるのです。
氷見社協の澤田先生(1~2月に毎日一緒に灯篭を片付けた同志です)が、1か月ほど前にこの依頼者様と私を繫いでくださいました。
突然お邪魔した私に、依頼者様が「あ!櫻井さん!!輪島大変でしたね!本当にお疲れ様です」と、私の名前も活動していた内容も、はたまた本業(音楽家)や副業(大工)の事まで知ってくれているんです。澤田先生…お話して伝えて下さっていたんですね?。とにかく「本当に助かる~!」と喜んで下さる依頼者様…。私も少しでも良い仕上がりになるように頑張りたい。
んんん…だけど一人だとかなり難しい(^^;応援が必要だ!!と氷見社協さんに電話。そこに現れたのは!?
▼ 氷見の漁師さん!阿部さんです(笑)。今は「阿部んジャーズ」と言うボランティア団体を結成されそちらの代表です!。久々に一緒に二人で活動。んんん…おっさん二名の熱い自撮り(^^;
お昼に氷見漁港の「番屋(漁港の漁師が準備したり休憩する場所)」で刺身にして私に持って来て下さいました!!氷見の刺身><!贅沢~~!阿部さんご馳走様です!!凄く美味しかった~!
夕方…全部で8本のブロック基礎付きの鉄管を無事垂直に立ち上げました。一応ここまでがボランティア依頼内容です。氷見社協様にも完了報告して終わり。
でも、この敷地に敷き詰めたいとおっしゃられている砂利山が、ずいぶん離れた所に積まれているんです…。どうやって敷き詰めるんですか?と聞きましたら「一人で一輪車で」と仰いました。なかなかの重労働です…砂利を一輪車に積むのも想像以上に大変です。
そこで「明日の午後、私がもう一度来て重機で積んで敷地に砂利山を移動しましょう」と申し出ました。
今日もかなりハードに活動出来ました。それもこれも久目地区交流館の素晴らしいホスピタリティーあっての事です。本当にありがたい…感謝なのです。
この久目地区唯一のガソリンスタンド…前回も「ボランティアできとるん!?ありがとう…」と言って、総湯と言う温泉の無料チケットをくれたのですが、今回も「何も言わんと!受け戸とって~温まって来て」と交流館まで届けてくれました(涙)。何でみんなそんなに優しくしてくれるんだ…。氷見って…久目地区ってどうなってるんだ!?そんな風に思う位に、心が通う素晴らしい方々ばかりなんです。
と!そんな出来事に一人目頭を押さえている所に、今度は久目地区社協会長の上野さん(カフェ風楽里の経営者でもあります)が「久目 ウーバーイーツで~す」と言ってお店のカレープレートを届けてくれました…。「んん…久目…私を泣かせに来てる」(涙)。美味しい…本当にあったかくて美味しいんです。