ラダーポストからの浸水!完全攻略!!

思えば…昨年の8月に気が付き、気が付いてしまったが故に気になり、何とか直したい!!と思った「ラダーポストからの浸水」ですが、いよいよ完治!を確認いたしました^^!完全攻略です。
「浸水」と言うと大事に聴こえますが、これで船が沈むような話でもなく、船室がジメジメする等と言うわけでもなく、こんな海水進入を気にする私に、自分自身で少し驚いていた?と言うか「意外に私は繊細なのかも?」と、都合の良い解釈を楽しんでいました(笑)

【症状】
■ 1時間の全開機走で、およそ1リットル程度の水進入。帆走中や浮かべてある間は浸水しない。
■ 機走すると艇尾が下がり、更にシャフト直前にあるスクリューの水流によって、船内ラダーポストの上限から水滴が現れる。

【対策】
■ ラダーを抜いて構造を調べて、グランドパッキンを新たに入れなおす。

【1度目は失敗】
■ ラダーを入れる時にチカラを入れすぎた事とグランドパッキンを締めすぎた事で、シャフト外周の筒がズレて新たに浸水。

【再修理】
■ 上記の反省を踏まえて、下の図の通り再チャレンジ!

この後、何より大切なのは「ラダーシャフトを入れるとき」でした。
力任せに入れてはダメなようです(パッキンがヨレる+ポスト内部のカットラスベアリングが壊れる=回転のチカラには強いですが、上下の動きには弱いです)

4月末にこの方法で修理を済ませ、6月9日~11日の黒部⇔七尾のセイリングで確認をしました。
機走全開で2時間走る場面もありましたし、結果テストには良い環境でした。およそ60マイル走りました所、全く進水が無く完全攻略が出来ました^^!

石田帆友会の皆々様にも、たくさんお手をお借りいたしました事、そして湯浅Coo様、ヨット空海様、ジョージアンドリュー様、135イースト森本様感謝御礼申し上げます!ありがとうございました。

一応、以下に一連のページをご案内させて頂きます。

「エンジン周囲からの浸水を考える」(2016.8.6)

「ラダーポストの防水対策計画」(2016.8.14)

「ラダーポストからの浸水対策工事!(前編=分解+グランドパッキン購入)」(2016.10.9)

「ラダーポストからの浸水対策工事!(後編=組立+更なる問題を発見!)」(2016.10.22)

「昨年からの継続メンテナンス!(ラダーポスト攻略中)」(2017.4.27)