「エンジン周囲からの浸水を考える」

愛艇Operaですが、どうもビルジが多い…と言ってもまだ数回しか浮かべていませんので比較するデータそのものが不足しているのですが、水の上を走る乗り物にとって、水が入ってくる!と言うのは結構ビビリます(笑)
基本的に、シャフト船の場合はグランドパッキンから若干の浸水があるのが正常ですし、アメリカ艇の場合は意外とビルジに対しては大雑把?だとも聞きます。トヨタ等の日本車とアメ車の違いから考えても、何となく納得出来ます(笑)
でも、Operaはシャフト部分にPSSを設置して有り、凝視していても浸水を確認できませんでした。PSSを買い換えるとなると結構な費用になるので、ちょっとホッとした反面、原因がわからない浸水は不安倍増です…。

いくつか原因となりそうな事を考え、一通り見てみたものの、やはり原因がつかめず…「きっと浮かべて有るだけじゃ浸水しないんだ!」と思い、Bossaさんのご協力の下、全速力で機走させた状態でエンジンルームを観察!
すると・・・見つけました!!なるほどなぁ~ココかぁ~…(下写真参照)

デッキ・ラットの真下…。ラダーシャフトの立ち上がりです。
当然、船体の穴は喫水よりも上に持ち上げて、シャフトの出口を作って有るのですが、速力を上げると、ラダーのすぐ前にあるプロペラから強力な水流が送り込まれる為、乱流となった海水がココまで上がってきてしまうと言うことが解りました!
(後進のときは、浸水しませんので、ペラと乱流が要因かと思います)

さてと…手っ取り早そうなのは、何となくこのモレ分部が「グランドパッキン」になっているように見えるので、ボルトを締め付ければOKじゃないかな?と思っています。
でも、非常に狭くて上手く手が届くかどうか?が問題です(笑)また、修理状況を後日書きたいと思います。
症状を検索したら、数件同じような症状に悩まれているオーナーさんがいました!逆にちょっと安心(笑)何だか妙な連帯感ですが…。
一応、ビルジは溜まるもの!と言う事を再認識した上で、近日中にオートビルジを取り付けたいと思います^^!

こんな風に手を掛けると、徐々に自分のヨットになってゆく感じが味わえます(笑)帆走性能や乗り味共に、とても私に合っている艇だなぁ~と思いますし、大切に撫で回してあげたいと思います(笑)

追記

色々と調べて見たところ、心当たりのある状況に気が付きました!
この艇は、今まで海上保管されていたのですが、私の所へ来てからはずっと陸上保管です。そうなることで、グランドパッキンの水気が無くなり(このところ凄く暑いですし)カピカピに乾いてしまい、更に経年劣化により恐らくグリス気も無くなっているため、収縮しきっている状況と推測。
益々もってココが原因だと納得です!同時に、直し方も解ってきたのですが、残る問題はただ一つ…この極端に狭い場所に入り込んで作業が出来るかどうか?です(笑)乞うご期待!