今日は、すっかり長期戦になってしまっている「裏山崩れによる泥被害から住宅を守る作業」の決戦日です。何度くじけそうになった事か…いや、ここ数日は既にくじけていました。それを知った支援仲間が結集!昨日は魚谷さんが駆け付けてくれた事で、沼を固める作業を開始。今日は富山市から中坪さん、昨日に引き続き高岡市から魚谷さん、氷見市からは上野さん、山田さんが気合十分!フル充電…いや!もはや過充電気味!?に参上くださいました!。超難関作業の決戦日ですが合計5名で挑むので私は気持ちが非常に良い朝。
活動支援を受けるには活動内容が解る写真や、その効果・被災者様に役立ったか?等が感じられる写真の提出が求められます…。でも残念なことに、職人気質の私どもは作業に没頭しますと写真の事を完璧に忘れていますので、いわゆる〝映え〟ません。写真・記録係?なる者を手配する団体もありますが、当方にはその余裕もありませんし泥まみれの時にスマホを触るのも難しいのです。
▲ 小雨まじりの現場に到着。
今日の支援スタッフも超精鋭部隊です。パワー充分!「創意工夫の精神で構築する」(ディバイス コンポジション)そのものの面々。目まぐるしく天候が変わる一日でしたし、セメント運搬~散布~練り込み~転圧~側溝掘り~重機保守洗浄等…短時間に多くの事を求められるキツイ現場でした。でも気心知れた同志との作業はそのキツさも全て讃えあえる。
▼ 重機が埋まる側(昨日改良施工でまだ本乾き前)から入る方法と、反対側の山道から入るルートがあります。ただこちらのルートは、横縦の傾斜がある道を下るので滑ります。入る事は出来ても、出られなくなるリスクがあるので、今までは「禁じ手」としていました。でも…一瞬晴れ間が!このチャンスと〝この仲間がいれば何となるさ!〟と言う思いから突入。
▲ 排土板を後方の状態で入るのは、排土板油圧ホースを守るため…それと、この泥の場合排土板への泥の抵抗でバックが出来なくなる可能性があるからです。突入したのは良いですが、思っていた通りの泥深さ…クローラー(キャタピラ)もうまくコントロールできません。ブームの付け根を超えた位置まで泥に浸かるので「ごめんよ…」と重機に呟きつつ頑張って頂きます(涙)。
▲ 冒頭!写真の話を書きましたが、今日は何と!私がちゃんと重機に乗っかっている写真です(笑)撮影ありがとう~(^^!
▼ 物凄い速さで仕上げます!セメントなので時間も勝負なんです…。それを物語るかのように、中間の写真がありません。全員が手一杯状態で突き進みました。そしていきなり完成写真…。動画ではもう少し詳しく見れますので是非ご覧になって頂けると嬉しいです。
▼ 遅いお昼を食べます。食堂まで行くと約90分ロスしますから今日は全員お弁当持参。山田先生(氷見市社協)がダンプの上でお湯を沸かし、皆にカップみそ汁をご馳走してくれました!!こんな現場で暖かな物を頂けるなんて…言葉にならない。本当に美味しかったです!!。上野先生(氷見市久目地区社協会長)は「浩二さんちゃんと食べれてないだろうなぁ~って思ってコンビニだけどお弁当買って来たよ~!」と、いつもの超ニコニコスマイルで沢山のオニギリ・乗り弁当を下さいました…。ありがとうございます!
この後、川の水で重機を軽く洗いました…セメントが付着すると色々と不具合が起こるので、少しでも洗い流しておきたいのです。皆さん土砂降りの中、一緒にゴシゴシ頂きました。
昨日、近所のお母さんが私の現場に来て「セメン…ちょっと余らんかね?ほんのちょっと分けて欲しいんやけんど」とお話しされました。すぐ近所なので何に使いたいのか?を見に行って来ました。本当にほんのちょっとのコンクリート割れ穴補修です。先日の洪水でシャッターが押され、支柱を差し込む穴が割れてしまった状態…。
「お母さん!明日で良かったら直しに行くよ~!明日ね、いっぱい連れて来るから(笑)」とお話ししました。
そして本日!5名でセメントを持ち込んで補修(笑)さすがに母さんも「本当にこんな大勢で来た」と爆笑していました。ほんの10分程度の作業でしたが、なんかホッとしたなぁ。
お母さん…みかんと飲み物をくれました。大勢で行って悪かった気もしますが、でも楽しかったからいいか(^^!ご馳走様です。
とにかくスピード勝負の難作業…無事に終わったので全員で海辺の温泉に行きました。頑張った今日にご褒美です。温泉から出て海を見渡したら虹が掛かっていました。
明日も山田先生と私は同じ現場なので車中泊しています。中坪さんと魚谷さんは明日「穴水」でボランティア活動です!中坪さんは富山市在住なので、ここから帰宅すると2.5時間掛…でも、穴水まではここから30分以内…。すると何を思ったか!?「今夜は軽トラで寝る準備してきました!」と言って同じ駐車場で寝始めました!!!いくら何でも軽トラで眠るなんて私にもできません(笑)
23時頃…山田先生とそ~っと覗きに行ってみましたら、軽トラの中でしっかり寝ておられました!!この救済への情熱…改めておそれいりました!。