昨日、御影石のブロック・門柱等を崩したお宅様に再度お邪魔して物凄い量の重量瓦礫を2tトラック×1、3tダンプ×1、応援で2tダンプ×1で被災ゴミ仮置き場に運び出します!。重くて立派な御影石のブロック…石と言うのはコンクリート形成ではなくて天然の物なので、これを粉砕してただの砂利にしてしまうのは実に勿体ない話なのですが、何度も書かせて頂いている通り!目の前から不安材料が取り除かれる事…ゴミが除去されていく事…それこそが復興のスタートラインだと信じています!なので今日も頑張ります(^^!
七尾市の90mに渡るブロック倒壊のお宅様では、7日間ほぼ一人だけでの作業(最終一日前に阿部さんが助っ人に来てくれて助かった現場)でしたので、結構気持ちを保つのに努力も必要でした。でも今日はなんと!17名での一斉作業!!こんなにいっぱいの仲間とガシガシ積み込んで3台のダンプ・トラックで3往復!!なんて言うのかな~疲れすら感じない「勢い」って本当に大切です。それに互いを労ったり、ちょっと休もうか!と言い合えたりする事が、こんなにも安心な物なんだなぁ~と実感する一日でした。結局人と言うのは一人じゃ生きられない(サバイバルは別ですが)一人じゃ復興できない!応援や支援や共感などの支え…それってこんなに大きいもんなんだ!と痛感でした。
▲ 遠く、宮崎県からも社協職員さんが応援派遣で来てくれています。困った時はお互い様!の連携…素晴らしいな~と思います。この写真の中に私はいませんが(撮影したので)休憩の時に皆さんにお願いして撮影させて頂きました!既に2回の搬出を行った後なので残りの石は少ないですが、人間の結束したパワーと言うのは本当に凄いですね!
▼ こちらは2tトラックで駆け付けて下さった高岡市の「西高岡工芸」(看板製作・イベント会場設営)飯沼様と、私が今住んでいる町の隣町(御代田町)ご出身で富山県にお住まいになられている方です。良く「軽トラボランティア」を募集していますが、このような重量物の場合…やはり1t以上のトラックは必需品ですね!本当に助かります!!。業務の大切な道具であるトラックを惜しみなく持ち込んで頂けるその思いにも感謝なのです。
やっと列が動き出したときに、ダンプの脇まで80歳くらいのお父さんが駆け寄ってきて私のダンプに貼ってある「災害支援」の文字を指さしながら「あんた~これ本当かい??本当なのかい??」と言ってきたんです。誘導の係員も危険だと判断されたようですぐに制止しましたが、窓を開けて話を聞きました…すると「うちコレ仰山あるんやけど重くって重くって…」と言っていました。斜め後ろの軽トラを見たら同じ石が3個積まれていたんです…3個。この3個を積むために、このお父さん…たぶん午前中すべてを費やされたんです。お父さんに「社協って分かる!?社会福祉協議会!氷見の社協ね!そこに電話して!!そしたら私みたいなのが応援で運び出すからね!無料だよ!!絶対電話してね!必ず行くから!」と大声でお伝えしました。お父さん「え!本当なんかい!?」と驚いていました。歩くのも正直ヨタヨタされている様子でした。胸が苦しくなった…被災で傷つき、片付けてまた傷つくんです。社協さんにもこの件は報告済みです。まだまだ災害時の社協の活動が認知されていないんです。
どうか皆さん…この機会にご自身の住まれている町の「社会福祉協議会」を知って調べてください。災害時には安全な場所に仮センターを設置する事もありますが、日ごろから社協を知って欲しいです。お父さんお母さんと離れている方(田舎に親を残して都会に住まれている方)は、是非ともその街の社協をしっかりと知っておいて欲しいです。また、活動母体が不明なボランティアは危険です!詐欺行為との区別もつきません!だからこそ地域・地元に根差した社会福祉協議会が任命して派遣するボランティアが必要なんです!。
▼ こちらは私のここ数日の宿…「ホテル・ダンプ・イン」3tダンプです。もう何日この座席で寝ているかな?今夜で連続5日目になると思います!もはや定宿なのです。
▼ 相変わらず被災ゴミ仮置き場は渋滞…待ち時間中にダンプ荷台に小型カメラを固定してみました。先に2tトラックに入って頂き、そちらを皆で手降ししている様子や、ダンプする様子が見れます。っていうか…こういう動画に興味のある方など少ないと思うのですが…でも!みんなで一塊ずつ降ろして行く様子は見て頂きたいなぁ…。沢山の方々のエネルギーがね、復興っていうスタートラインを敷いていくように見えるんですよ。今日は本当に皆様お疲れ様でした!!!