先日、バッチリとエンジン問題解決の角マ丸さん。でも船尾灯を消し忘れた事でバッテリーを上げてしまったそうです…。それだけの事ならバッテリー交換で済みます。でも「セルを回してもエンジンが掛からない」と言う事でお電話を頂きました。電話越しに音を聞かせて頂いたところ「①セル回転が遅い(予備バッテリー自体の力が小さい)②初爆が起こる気配がない(燃料がノズルに行っていない…エア?或いはガバナ?機関停止が解除出来ていない?)」と言うあたりに目星をつけました。
でも…電話で角マ丸さんにそれを伝えて修理して頂くのは無理…角マ丸さんが出来ないと言う事ではなくて、その作業を私が電話で説明するボキャブラリーがないんです><!それに、前回「忙しそうで申し訳なくて言えんかった(角マ丸さんが私にSOSを言えなかった)」と言う事が発端で、ギア軸が破壊された経緯もあります(^^;なので今回は「夜中になりますが行きます><!」と宣言!4時間かけてハーバーへ。
新幹線を使えば自宅からハーバーまで1時間半で行けます。でも…私の自宅保管の在庫バッテリー2個と工具を持って新幹線に乗るのは無理(汗)しかも行ったとしても今度は始発まで帰って来れません…。明日の午後一番迄に制作する仕事があるので、何としても朝5時迄には仕事場に戻らなければなりません。つまり車移動一択です。30代の頃は日帰りセイリングを慣行した事もありましたが、いつのまにか50歳を過ぎた私に「往復450km+修理+戻って仕事が可能なのだろうか?」と言う限界突破型の試みです(^^;
手始めにバッテリー交換。セルは回るのでOK!次に初爆が起こらない原因を燃料経路からエア抜きなどをしながら辿ります。「5分後、原因み~つけた(^^♪」
▲このエンジンストップレバーは、ワイヤーでデッキまで伸びていて操作をする訳ですが、この停止レバーが燃料ホース止め金具と干渉して停止位置になっていました(写真は正常時の物)。普通に操作していれば干渉しませんが、バッテリーを外される際にあれやこれやと配線やホースを動かしているうちに引っかかった物と思います。船(特にヨット)のエンジンは小型に作られている物なので、配管配線の取り廻しは結構エラーの原因になりますね…結構気を遣う部分です。
ワイヤー取り廻しを整理してOIL注入口から燃料制御の部品まで指を突っ込み解除+再調整。一発始動となりました(^^!私の在庫バッテリー1個を取り付け1時間ほど試運転~完璧っ><!深夜0時30分…海辺を後にして日本一海岸線の遠い地点の隣町まで帰ります。角マ丸さんが交通費も工面くださったので贅沢にも全線高速道路で帰ってきました!お土産に頂いたドラヤキ!甘くて美味しくて「疲れた脳に効く~っ!!」って感じでした(笑)
▲ まったく!惚れた弱みってヤツでしょうか?この嬉しそうな顔を見に行って来たような物です(笑)あははは!でも直って本当に良かったですね!トミーさんが昨日の日中のうちに断線した配線類を綺麗に結線して下さったお陰で早く済みました!凄く助かりました!ありがとうございました!!