角マ丸さんのエンジン(1GM)の修理|ハンマーOP(笑)準備編

先日2年ぶりにヨットへ出かけて束の間の宴会を楽しんで参りましたが、石田帆友会の仲間、会長の「角マ丸」さんがエンジン不調で困っておられました…。「こんなになる前に呼んでくださいよ~!」と言った処「忙しそうで申し訳なくて言えんかった」と、何とも〝しおらしい〟お言葉。もともと海の男ですから「塩らしい」のは知っていましたが(舐めた事は無いけど^^;)…と言う訳で石田帆友会帆友会のハンマーOP!(ヤンマーじゃなくて)久々の出動です(笑)

▲ ハンマーなのでヤンマー非正規です(笑)

1GMの弱点として有名なウォーターポンプからの水漏れ…それを直されようとして角マ丸さんご自身でポンプ内のオイルパッキンや水密パッキンを交換された訳ですが、ポンプを固定する3本ボルトのうちの1本が完全にバカになっているため、ギアケース内のオイルポンプシャフト(このシャフトはOILポンプと流水ポンプを同時に回す物)の先端が摩耗消失…。それで水が循環できなくなってあちらこちらに問題が飛び火してしまった状態です。
送り側も受け側もステンレス棒ですが綺麗に摩耗していました…恐らく数年前から空転を繰り返していたように見えます。

と言う訳で、ギアケース内部のガバナーや噴射ポンプやOILポンプを交換する作業になります。でも何より問題なのは、これらのパーツが色々と入手困難な事です…既に生産終了・供給不能のパーツもあります。そんな状況でしたので、この3週間!日本国内とドイツとアメリカから部品調達をしていました。細かすぎて無くしそうな部品ですが、届くたびに自宅で組み立てながら過ごし…いよいよ本日最後の部品がアメリカ合衆国から到着~!

こう言う作業って、実際に組み立てたりエンジンに組み込む事も大変ですが、何よりまず「部品を正しく調達する」ことが難しいですね…

この他にも、ギアケース内外のパーツをほぼ全て交換します。何としてでも角マ丸エンジンを復活させたいので頑張ります。まずは叩いて様子見る!一か八かで勝負するHANMARです(笑)