メンテナンス道具「た…高い(汗)でも必要だ」と言うジレンマとの対話?

まだ私OPの2020年ヨット活動は始まっておりません。でも昨年から計画している「シャフトブラケットの中のカットラスベアリング交換作戦」は、着々と準備を進めております。レプトンさんにも色々とアイディアを頂いたり、写真や寸法計測でお手間を頂きながら今日に至っております(ありがとうございます^^)。色々なサイトを調べてみますと、やはりこの部分の交換は、シャフトを抜き取る事がスタンダードな作業手順のようです。

▼ でも「理論的には下図のような考えで抜けるのでは?」と数か月考えていました。

当初は木材で治具を作ろうかとも思っていましたが、強度的に明らかに無理!金属で作れば良いのですが私には溶接機も鉄板の裁断機もありませんので即諦めました^^;
次に思いついたのはFRP加工。これなら私にも出来そうだ~!と早速型などを起こしたのですが、私の住んでいる所はマイナス15度まで温度の下がる土地。冬の間のFRP造作はどう考えても無理です。

そんなこんなで、きっと何か特殊治具・専用工具があるはずだ!とアメリカのサイトを調べました所、海洋産業向けのカットレスベアリング交換ツールを生産している「Strut Pro」を見つけました!!※下の動画はメーカーの説明ビデオです。音はメチャメチャ悪いので音量注意です(汗)…

おお~!これだこれだ!私が欲しいのは正にコレなんだ~!!と思ったのも束の間、送料や関税やら何やらを計算しましたら結構な額に(汗)。使用頻度の高い工具なら迷わず買いますが、生涯で2度使うか使わないか?の道具ですので大いに迷いました。本日、大安吉日!清水の舞台から飛び降りるかの如く、私の500円玉貯金から購入しました。

これはあくまでも道具なので、これとは別にカットラスベアリングを数万円で買う必要があります。この道具は滅多に使う物ではありませんがあれば非常に便利です。ご要望があれば国内のヨット愛好家の方々へ有料貸出も検討したいと思います。
買うほどじゃないけど、あったら便利だなぁ~と思われる方は「管理人宛メールフォーム」からご連絡くださいね(2020年6月以降より貸出予定)。

この部分を交換すると、シャフトブレ軽減により機走時の音が良くなると期待しています。シャフトは高速回転しているのでブレが多いと金属疲労からの破断もあり得ますし、シャフトブラケット自体が折れてしまった!何て言う話も聞いたことがあります。そうなってからでは大変なので、転ばぬ先の杖です^^・・・と書きつつ、私は深追いし過ぎて壊す傾向もあるので注意します(汗)