<随時更新日報>皆様からのカンパで走らせているダンプカー!(第一陣無事終了)

報道ではありませんので、被災家屋等の写真を撮るのは控えています(泥格闘中の時にはカメラに触れません)。ですのでこちらは、「皆様からのカンパで走らせているダンプカー」の写真中心にした日報です。
<※下の動画は、19号接近時の中野市河川リアルタイムカメラです>

カンパ頂きました皆様へ
お申込みメール、そしてメッセージも無事届いております。本当にありがとうございます。皆様の思いと共に10月15日より、長野県北部を駆け巡っております(中野市社会福祉協議会災害ボランティアセンター)。ひとまず活動終了後、ダンプカーを返して自宅に戻ってからお振込口座等ご案内をさせて頂きますので、いましばらくお時間を頂きますが何卒ご了承ください。

10月18日ダンプ活動状況ご報告

▲ 本日10/18は、トラックを上田市→中野市へ乗り付けて、午後からの回収だったのですが鉄くずや木材をおおよそ4t運び出す事が出来ました!ダンプカーなので降ろすのがとても効率的です!!本日はこの後、Bossaさんのご自宅に宿泊させて頂きます。

10月19日ダンプ活動状況ご報告

▲ 本日10/19、当初は大雨の予報で中止になりそうだったのですが、気象庁大ハズレ!!・・・(こういう時のハズレなら大歓迎)余談ですが当HPでもリンクしている「SCW気象情報」では今日の天気ドンピシャです!信頼性の高さが証明されました。そんな訳で、安全考慮でボランティア活動を中止している自治体もありましたが、中野市災害ボランティアセンターでは「大雨が降り出したら中止する可能性もアリ」と、最大限に安全考慮した上で活動実施。午後2時位までは快晴でした。

▲ 中野市の現場初日(10月16日)に乗せて頂いた「志賀泉(しがいずみ)酒造株式会社」のトラック!本日もボランティア出動頂いております!大阪から災害ボラに参加くださった方(下に紹介)が「中野市って何が有名なんですか?」と聞かれたので、すかさず「作曲家の中山晋平先生!」と答えましたら、志賀泉酒造さんが「えええ!?中山晋平なんて良くご存知ですね!」と驚きながらおっしゃられました。何と!志賀泉さんは、長野が誇る作曲家!中山晋平先生の御子孫なのです。これには私もビックリしました(御子孫ご兄弟でボランティア活動頂いております)。晋平先生もきっと「よっしゃ!頑張れ」と、天国で応援下さっている事でしょう。そんな地元の造り酒屋「志賀泉酒造」が今日も活動されておりました。復興したら絶対に買って飲ませて頂きます。 志賀泉酒造→ https://shigaizumi.jp/

▲ こちらの方は、大阪で医療系SEをされている梅本さん(許可済み)。代休を使って日本各所に災害ボランティアに飛んで行かれる方です。学年は違いますが私と同じ申年。「猿が二匹揃うとロクな事がなさそうですね(笑)」と笑いながら、現場をご一緒させて頂いております(10月16日と本日19日、コンビを組ませて頂きました)。既に4日間活動頂き、本日夜に大阪へ向かわれました。被災地区への経験も豊かなので中野市ボランティアセンターも大いに助かったことと思います。「今何を優先すべきか?」と言う的確な判断力と行動力旺盛な素晴しいボランティアです。長期間遠方から本当にありがとうございます!!関西パワー頂きました!他にも現場には老若男女、高校生から一昔前のお坊ちゃんお嬢さん方まで、懸命に汗を流し復興を目指す皆さんがいらっしゃっています。

▲ はい・・・失礼致します。わたくしオプです。普段は洗練されたファッション?シャープな佇まい?超都会的な人間?なのですが(すみません・・・いくつか嘘を書いております)、こんな感じで活動中です(※勿論手袋等完全防備で行なっています)。本日は、おおよそ12t程度の搬出が出来ました!明日もまた頑張ってまいります。

10月20日ダンプ活動状況ご報告

▲ 本日10/19、この土日、昨日は午後から大雨になってしまいましたが、今日は一日良い天気!ボランティアさんもたくさん参加されておりました!特に女性が多い!!大和撫子パワーですね。日本の女性は昨今の男性よりも馬力があります><!それと高校生?はたまた中学生?もいました。中学生は現地と言うより、本部である中野市社協でボランティアさんに味噌汁を配ったり、ビブス(ボランティアだと解るように着るチョッキ)を配ったり、スコップを洗ったり…などなど、こんな素敵な若者がいるんだよね~と、すっかりおっさん化したオプは感心しておりました。

実は私、JA長野(CMリンク/MA)JA全農長野(CMリンク/曲ナレーション)初めてなんだもん編(CMリンク/曲ナレーション)中橋義雄ハムシリーズ 職人の味篇(CMリンク/曲ナレーション)
生産販売協議会(CMリンク/曲ナレーション)・等(もう古いCMもありますが)のCMを担当させて頂いた事があります。現場近隣に、果実共選所?というような大きな施設があり、そこも完全に水没。収穫物を選別箱詰め発送する施設だそうです。おそらくJA組合員の皆様総出だったのかと思いますが、物凄い人数でその施設の掃き出し作業をされていました。100名以上いたんじゃないかな?これまたジャパン農家の底力を見せつけられました。JAのCMに携わることが出来た事を本気で誇りに思えました><!!頑張れ凄いぞ「JA北信州みゆき南部支所果実共選所」!みなさん是非、長野県中野市のリンゴを食べにお越しください(笑)志賀高原も近くて、山々に囲まれ、普段は清らかな千曲川とそのほとりにリンゴ畑がたくさんある美しい街です。観光地のようなキラキラ・ギラギラ?さはありませんが、控えめで素朴な中野市なんです。

▲ この写真の方は、私が入らせて頂いているお宅のご近所さん。災害ボランティアではなく、本当の意味での「ご近所助け合い精神」でご尽力頂いております(写真承諾)。

本日朝の1本目ダンプ(荷台をゴーっと立ててゴミを荷台から降ろすやつ)の時に、優秀そうな若い市職員(仮ゴミ置き場は市役所の方が頑張っています)さんが「ダンプは勘弁して。こっちも大変なんでそこんとこだけはお願いします」と言って来ました。恥ずかしながら、私、ちょっと切れまして「誰が決めたん?んなもん聞いとらんわ!あんた何課の誰!?」と、にわか関西弁+富山弁チック(昨日まで一緒に活動した方のせいかな?)に反論してしまいました。でも…すぐ反省…。実はこの仮置き場、たぶん一番大変な部署かと思うんです。次から次へ、トラックが瓦礫を運んで来るし、休む間も無く、重いし泥やほこりまみれなんです。いや…綺麗ごとを書くだけの日報じゃダメなので、本当にこれは私の失態でもあります。

そんな事を、上記お写真のご近所さんが聞いて下さり、すぐに「区長」(たぶん自治会で偉い人)に「ダンプだめなんて事は無いよな?」と確認を取って下さり、二度目に運搬してダンプした際には何の問題もありませんでした。「区長恐るべし!」。

今日は合計4回のごみ搬出ができました(およそ10t位かな?)。夕方最後に捨てに行きましたら、優秀そうな彼がいましたので「ありがとう。さっきゴメン」と言いましたら、「お疲れ様でした!」と 言いながら深々とお辞儀をされていました。んんん・・・わたくしオプ、恥ずかしながら本日の猛省です。市役所職員さん本当にお疲れ様です。

実は今もダンプカーの荷台に少し出しそびれたゴミが載っています。明日、再びそのお宅へ行って再度確認をしてゴミを降ろしてから自宅へ帰る予定です。私は帰れば普通の生活がありますが、被災されてしまわれた方は、失った物も多いでしょうし、まだまだ気の休まらない状況が続いています。また折を見て、お手伝いできそうな事を探しに行きたいと思います。

大阪・ボランティア梅本様。例の現場はほぼ終わりそうです!庭の小屋も空になりました!!今日は大勢(7人くらい?)のボランティアさんが、屋内の高圧洗浄・ふき取りをされ、すごくきれいになりました!息子さんお二人もダンプ助手席に一緒に乗ってもらって搬出しました。今日は、梅本さんが止まっていた「ヤバいホテル」に泊まっております。

10月21日ダンプ活動状況ご報告

本日、10月21日は朝一番で今までの現場宅のゴミを仮処分場へ運んで、そのまま久々に帰宅する予定でしたが「中野市社会福祉協議会」に新たなボランティア要請がありましたので参加させて頂く事にしました。

▲ 写真を見て驚かれるといけませんので念のため・・・「ちゃんと生きています!」。1件目の活動先へ伺いましたら、物凄く大きな声でニャーニャー言いながら擦り寄って来てお腹を出してゴロゴロ言い出した「キジトラ」です。体中、胞子がくっ付いていたので取りました。うちで飼っている二匹のネコ「まりん・さくら」と同じ柄ですし「ノラ猫なら連れて帰ろうかな?」と抱きかかえました。それでも誰かのネコだったらいけませんので、抱いたままご近所に確認。いわゆる「地域ネコ」として半外飼育されている猫で、一応どなたかが飼われているようでしたので、毛に纏わり付いた胞子だけ取ってお別れしてきました。でもお腹が空いていたのかな?10mくらい、ダンプカーを追いかけてきました。今後、愛猫家としては「常にカリカリとチュール携帯しておかなきゃなぁ~」と思いました。応援してくれたのかな?いや・・・やはりおなかが空いてただけかな。

二件目の現場は、リンゴ農家さんでした。「リンゴ畑の隣の家だよ~」と言われたのですが、一面のリンゴ畑・・・さすがに迷いました。本日は、中野市の女性、同じく中野市のお母さんと高校生の息子さん、そして新潟県上越市から駆けつけてくださった男性と一緒に「ヘドロ除去」。ヘドロは冗談じゃなく重く、スコップにもくっ付いて落ちません(今回活動されている多くの皆さんも、このヘドロに苦戦されていると思います)。とても5人ではムリだと思いましたので、午後は中野市社協さんに増員をお願いしました。忙しくて皆さんとはお話できませんでしたが、女性が更に3名、男性1名、安曇野から駆けつけた父と息子さんが増員!みなさん素晴しい仕事をされておりました。何だろうなぁ~親子で参加と言うのは、最高の社会勉強だと感じました。ドロンコになりながら黙々とがんばる親を見て、親は奮闘する子を見ています。理由など無く、純粋に素晴しいな・・・と思いました。

それにしましても!長野の県民性なのでしょうか?特に北部(北信)の方は、寡黙で我慢強く、凄く大変なのに滅多にSOSを発信しません。「手伝って」と言うのを遠慮されてしまう気がします。特に今回不思議に感じたのですが、ボランティア募集も「県内在住者、市内在住者に限る」と言う文言が書き加えられています。そう書いてはありますが、別の市だろうと県だろうとお構いなく日本中から集まっています。何の意図があって制限を加えているのか?私には解りませんが、まさか「よそ者の手は汚させない」と言う思い「遠慮」からなのだとすれば考えすぎですね。「困った時はお互い様!(石田帆友会の掟)」です。

※ 上記「県内在住者・市内在住者に限る」の件を調べました所、被災地に入って来て物を盗んだり車上荒しをする人間がいるため、その被害防止策だそうです。

▲ この写真の方は新潟県上越市から駆けつけてくださいました(掲載承諾済)。別の現場には、何と!石川県小松からのグループ(大学生の男女3名)も駆けつけてくださっていました!日本海・北陸の海で艇を浮かべている私には、何とも勇気付けられた気分。本当にありがとうございます。
本日は、ヘドロと格闘する時間が長かったのですが、ダンプカー3往復!結構な量と重さを搬出できたと思います!どうかな?8t位は出せた感じです。

5時に中野市社会福祉協議会のみなさんにご挨拶して、まずは上田市の重機リース会社へダンプカーを返却。そして先ほど小諸市の自宅に無事戻りました。延べ6日、みなさまのカンパによるダンプカー投入4日間、皆様と共に精一杯駆け抜けて参りました。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!「明日にでも請求書をお送りさせて頂きますのでよろしくお願いします(笑)」
私は今日でひとまず日常へ戻らせて頂きますが、ボランティアに参加された皆様、ご一緒させて頂きました方々、本当にお疲れ様でした。そして様々なニーズに応えつつ円滑な活動の為に尽力されている中野市社会福祉協議会の皆様!本当にお疲れ様です><頭が下がります。

そして何より、今尚、非日常の被災現場で不自由な暮らしをされている方々が一分でも早く日常を取り戻されますことを願っております。タイミングを見て、また何かお役に立てる事を考えて伺います。寒くなって参りましたので、どうかご自愛ください。

当ページに掲載した写真の肖像に関しましては全て許可を頂いております。ですが流用はお控えください。また被災家屋等の写真は一切掲載しておりませんが、今後「家屋床下の泥撤去」等も必要でしょうし、10月21日現在では、まだまだ手が必要な状況です。我慢強すぎる北信(長野県北部)の方々の代わりに言いますが「手が必要!」ですので、中野市社会福祉協議会の方へお手伝いの有無・状況をご確認ください。

≪お申込み先・お問合せ先≫
社会福祉法人中野市社会福祉協議会
〒383-0042 中野市大字西条70番地1
[TEL] 0269-26-3111(いずれも業務時間内にお願いいたします。)
※業務時間:平日午前8時30分~午後5時15分

10月25日(金)現在、中野市・小布施町・飯山市ほか、社協でのニーズに関しては略収束で、登録されている地域ボランティアでのみ対応との事です。
但し、あくまでも「社協に依頼をしたご家庭(事業所除)のニーズ」の話なので、ご依頼されていない方や「自分で何とかするんだ」と頑張っておられる方が非常に多くいらっしゃいます(実際はその方が多い)。そのような方の所へダンプとミニユンボ(ショベルカー)で乗り付ける予定です。
(但しくれぐれも邪魔にならないよう細心の注意が必要になります。現地のリサーチ、知人友人経由からの依頼は最もストレートでこちらも助かります。)