「ヨットは良いもんだ、を思い出したログ」2022年10月19日掲載(筆者:レプトン)

航行艇:レプトン21による航行ログです。

久しぶりに3日間ヨットに乗った。7月に七尾湾を一周してから何と3か月間も乗らなかったのだ、と言うのも夏の36度猛暑、それと一体のジリジリ日差し、だからひとりでに冷房の効いた家で楽して過ごしてしまった。これだけ長く乗らないと、乗らない訳を考えつくのが身についてますます乗らなくなる。気づけばあと少しで11月になる、寒くなるからまた乗らない理由付けに不自由しない。
そうした時、10/13(木)から高気圧が次々に並んでやって来て晴れ予報、良い気候で3日間ヨットに乗りました。
乗った初日に脳内が変わりました。はあーー、ヨットとは良いもんだ、乗らない理由の何といい加減なものか、反省しきりです。

2022 10月13日(木)

下架して10時出港、晴れ 南西3m 波0.3m沖出し。沖の海面が濃い色、風が北東に変わりクォータリーで魚津沖へ向かう。乗らない間に取付けたジャイブブレーキが効いている、無いよりも良いかな、ロープの径とテンションで要調整、取付け支点を強くせねば。(登山用のロープ制動器ATCを試した)

▲ ATCの甲板両支点はシュラウド取付点、上支点はブームバングアイ

▲ ATCロープにテンションの無い時、ブレーキは効かない

▲ ブームが早く動きATCロープにテンションがかかりブレーキが効く

11:30 魚津港沖で反転帰る、北東風が強まる中、自衛艦が前を横切る、大きなダークグレー色軍艦の威圧力がすごい。この後風がさらに強まり2ポンリーフのジブフット40%で波しぶきで濡れ、クローズホールドタッキング2回で14:00母港へ帰った。この波風が全身力のスイッチをONにしてくれた、どーもどーも。

▲ 最初は衝突コースに思えて緊張した、軍艦は迫力ありますねー敬礼。

2022 10/14(金)

ヨット2日目 出港9:20 晴天、北アルプスが全部見える。
9:50 風止まり漂流、水平線は濃い色で波打っているがそこまでは行けない。
12:30 黒部川河口東で帰る、スタボクォータリー240° ウィスカーポールを出し2.5kt 追波0.7m。
14:30 帰着、次第に風が強まり北東5m、5ktで気持ち良く走れた。

ATCジャイブブレーキは今日も効いていた、無いよりも有った方が安全になる。舫ってから昨日乗った時からオートパイロットが接触不良で切れる、ソケットを外して電線を付け直す。

▲ 10/14 13:30の秋空と海とヨット

2022 10/15(土)

ヨット3日目
魚津港に自衛艦が入っているそうなので石田フィッシャリーナへ行く途中で見に寄る。おー、いました、10/13に前を過ぎて行ったあの艦です。ちょうど国旗掲揚の時間でした。立派な船です、サビはどこにも無いですね。

▲ 水中処分母艦1号YDT-01 今日明日で特別船内見学会が有ります。

▲ 国旗掲揚は8時でした、揚げ終わったところで拍手した。

▲ 朝のミーティング

▲ 秋の空ににぎやか信号旗

出港8:40 晴れ、風なし、0.5ktなのでアイドリング回転で沖出し、9:40に風が来た、北西2m、船外機を上げる頃には2.8ktでチャプチャプと音を立てて走る、350°ポートタック クローズリーチング。
10:10 南西3mでありそドームに向いている、波0.2m 2kt。
11:00 沖だしして昼食、インスチャンポン麺。
11:30 ありそドームの遥か沖、海を見て風がほほを流れていく、それだけの時間、ほかに何も考えれずただ気持ち良く無の境地。ずーっとこのまま続いても良い気分です。低いエンジン音がどこか遠くで鳴っている。
さあ帰ろうか、11:50魚津港沖、タックで返す、ポートクローズリーチ、北3mで珍しく真っすぐ石田に向える。
13:00 着岸。