輪島市街地!1.7M超え大洪水家屋に畳と襖を運搬!!

昨夜は中坪さんと輪島市内の道の駅に宿泊(各々車中泊)。そして今朝早くから昨日の現場の最終仕上げを行います。

川から流れ込んできたカヤのような植物を丁寧に取り除く中坪さん。「コレ残ってると、被災者さん洪水を思い出してしまわれんかな~と思って」と、本当に丁寧に取り除かれて行きます…。このセンスが中坪さんの魅力です。いつも「なるほど…」と腑に落ちるのです。そんな中坪さんと2人で作業。

▼排土板を使って地面を均らします。

この現場地区には当初から「お手洗いは遠慮なくウチのを使ってください!」とご提供下さるお隣様がいました。1.7m進水したものの、トイレは何とか無事だったので、ずっとボランティア皆様に無償提供されているお宅様なのです。輪島塗の指導者でもある工芸家・アーティストです!。

ご自身の家だってとんでもない事になっているのに…見知らぬボランティアたちにお手洗いを提供される…これは言うほど簡単な事ではないです!!(ご自分に置き換えて考えてみてください…店舗ではなくて住居ですよ??そこにドロ長靴のままトイレに行けるように段ボール養生をして、提供下さっているんです)。
すべては近所皆様の復旧のため!輪島復興のため!能登半島の為にです!!

泥出し敷地現場が早く終わったのですが、この方に何かご恩返し・お役に立てることは無いかと考えました…。

畳みや襖も完全に水に浸かってしまったため撤去した状態ですが、この方のご親類が七尾市におられ、そのお宅は地震で家屋解体が決定している状態です。
そのご親類宅から、ご主人が乗用車(シエンタ)で畳を懸命に運ばれていました…。
「あと半分だから大丈夫です!」と仰っていたのですが、能登の方々の我慢強さを熟知した私…更に一歩踏み込んで「いや!今からダンプで行って取ってきます!!」と半ば無理矢理実行。

七尾と輪島は今の道路状況では1時間少々…。中坪さんが「私が運転しますよ!」とドライバーを買って出てくださいました。

畳は立派な本物!重いですがとても良い品物!。襖も枠組みが輪島塗の素敵な物です!。でも倒壊している建物なので敷居から抜けません…。ダンプのジャキを使って無事取り外しました。

中坪さんには娘さん一人とお孫さん二人がいらっしゃいます。私は今日、この動画を娘様やお孫様にお届けしたいと思い作成しています。

「富山のおじいちゃんは、困っている方のために頑張っています!おじいちゃんが頑張っただけ、能登半島の人が少しホッとします。おじいちゃんはそれを繰り返して今日も頑張っていました。みんなのおじいちゃんは本当に素晴らしい人です。」

あ…中坪さん!「おじいちゃん!おじいちゃん!」って書きすぎたかな?(笑)今日も本当にありがとうございました!!

日報動画

<活動資金援助>※2024年10月1日~11月13日現在
今回はカンパお願いを致しませんでしたが、当方活動に対し多大なるご支援を頂き誠にありがとうございました。確実に被災地に役立ててまいります。

・村井啓一様(東京都品川区:株式会社日本ホリスティックアカデミー
・赤い羽根共同募金ボラサポ(令和6年能登半島地震 活動助成申請中)
・チーム今乃内様(当団体関東スタッフ一同)
・西田美樹子様(埼玉県戸田市:セラピースペースLuz
・佐藤裕子様(埼玉県:テルミー療術師)
・前田順子様(東京都:テルミー療術師)
・山本久美子様(東京都:IT企業社員)
・片岡敏久様 千恵子様(長野県:日置電機株式会社OB)
・西嘉一様茂子様(長野県:長野県工科短期大学講師)
・中村靖智 様(長野県佐久市:自動車整備工場 N-TECH

・中川真由美様(長野県:M&Fアート企画ピアニスト)
・槙井ひとみ様(奈良県奈良市:阪神淡路大震災時のボランティア仲間)
・珊瑚珠色様(奈良県生駒市:レインボウオーブ/公認心理師