5月8日<日報>:氷見市社協の案件!澤田さんと一緒に灯篭撤去<氷見市>

今日は氷見市内での活動です。第一次(第一期・二期)活動で38日間ほぼ毎日お世話になった氷見市社協の澤田さんと二人で2案件を回ります。1案件は傾いて柱がズレた家屋の修正・壁補修、近日実施のブロック塀撤去の下見を行い、2案件目では灯篭撤去です。本当に久しぶりの珍ペアでの巡回です(笑)。

「NGO日本警察消防スポーツ連盟事務局=JPFSF」のステッカーを頂く事が出来ました!。本来、JPFSFは現職の警察官・消防官・消防団員様による国際的なスポーツ連盟なので、私のように〝捕まる側…搬送される側?〟だと連盟の会員にはなれません(^^;でも!特別にJPFSFより重機班として切り込み隊長の特命を頂き念願のステッカー貼付けが叶いました><!!私にとって、これは本当に名誉な事…物凄く嬉しい!!

澤田さんと現場作業をさせて頂くのは2か月以上ぶりです。寒さの厳しかった1月~2月末まで、毎日毎日灯篭回収やブロック引き倒しなどをご一緒させて頂き、なんかもう家族と言うか?兄弟みたいな時間でした。久しぶりだけど息もぴったり!バッチリでした!!

▲ 氷見市社協の澤田さん。普段は保育士…学童保育の先生ですが、ボランティアセンター活動時は「澤田工務店」として様々な技術案件に取り組まれます。

▲ 基本!カメラ目線が多いです(笑)

地震で柱がズレてしまい隙間が生じた壁…。重機で梁を持ち上げて叩き、僅かでもズレを軽減させてから壁を造作してもらいます。久しぶりなのに本当に息の合う作業(^^!何だか気持ちがいい。

▲ こちらは別案件・・・。灯篭の撤去です。重くて一人二人では運べないので割ります。

下の写真の筒部分…凄く重い(約100kg)なのに、私が抱え上げて運んだら、すかさず澤田さんも「いいなぁ~持ち上げたい!」と言って抱え上げ、なんやかんやと割らずに運び出しました(笑)

何て言うのかなぁ~。本当に困難な時を共に過ごした者同士…同窓会気分で最高のパフォーマンスを披露しあいました!

日没後、仕事を終え氷見市内の久目地区交流館へ帰館。今日は凄く寒い一日だったのですが、戻ったら黒板にドカジャン(土方ジャンバー)が掛けられ、「る~るるるる」の文字が!?…私のバイブル倉本聰先生の「北の国から」の名セリフ?です(笑)。

近づいて良く見てみると「黒板」のネームが!!!!※北の国からで故俳優:田中邦衛さんが演じたお父さんの役名「黒板五郎」の名です><!!これを持って来てくれたのは久目地区社協の上野達也氏(カフェ風楽里マスター)です。上野さんと私は1歳違い。互いに「北の国から」をバイブルとする同志です(笑)。「寒くなったのでこれを使ってください」と持って来て下さったのです。

▼ さらにご近所の方が差し入れて下さったクロダイとウドの天ぷらが私の滞在部屋(教室)のコタツの上に…。黒板…黒板(こくばん)…黒鯛。真っ黒ずくめなのですが、それは暗さではなくてありとあらゆる全ての色を混ぜ込んだ最後の色!!統合の黒だと感じました。上野さん!!なんと芸術的な演出を><!!!

今の時代…もう「北の国から」を知らない方の方が多くなっています。でも!みんなどこかであの純朴さ・厳しさ・愛情深さを求めているように思えてなりません。若い者は干渉を嫌うかもしれないですが、本当にそうかな(^^?

そんな事を考えて日報を書いていたら「sympathy pastime」萩原さんが「田んぼの土壌づくりに使う菌を作るんですが、興味があったらご覧になりませんか?」とお誘い下さいました!!。(萩原さんの作るお米についてはコチラの記事をお読み下さい

萩原さんは、菌の力を駆使して田んぼの土や環境を改善活性させ「自然のチカラ × 植物性醗酵有機 × 慣行栽培」で極上の味わいを追及するお米農家さんです!(今年度より長らく務めた農協職員を退職し、完全就農されました!)。米農家にとって今の時期は本当に身を粉にして働く限界突破的な忙しい時期です。毎日朝早くから夜まで…物凄い面積の田んぼに稲を植えています。

萩原さんの農法では、土そのものを微生物の力で改善させています。「えひめAI」と言う名前で検索いただくと色々出てきますが「
環境浄化微生物」を農業に使った方法です(この菌・微生物の製造培養方法を無償で提供されている点も凄い部分です)。つまり研究者さんは「日本の土は微生物や善玉菌まで消してしまうので限界だ」という事を危惧し、パテントでの利益よりも「ヘドロの匂いがする日本の田んぼを元に戻したい!」と言う思いを優先されているのだそうです。素晴らしい研究者さんです。

そんな訳で、萩原さんも稲がより一層自己能力を発揮し、美味しいお米になるための土づくりをされています。その菌を作る作業をレポート!!

▲ ん??何でいろいろな種類のヨーグルトが出てくるんだ??

▲ 品目によって入っている菌が違います。それぞれの菌の相性を吟味したうえでの事だそうです!

▲ 更にイースト菌も入ります!最後には納豆(納豆菌)もほんの少し投入!

▲ 温度管理された容器に入れて行きます。

すると何と!?じゅわ~~~~っと泡が!。そして少し甘酒のような香りが漂います!アルコール化している香りです。これを厳重な温度管理で4~5日置くと出来上がるのだそうです。それを田んぼの入水口から投入する事で、行き渡り土壌がぐんぐんと育って行く仕組み。

いやぁ~こんな凄い情報を見せて頂き、それを書いていいのか!?と思いますが、萩原さん曰く「どんどん広まって日本中の田畑が改善されて行くのなら、それが本望」との事!。上手く言い表せないのですが、新しい社会・経済活動・生産活動の息吹を感じるのです。

人はそもそもいろいろな菌と共に共存をして生きているのですが、いつしか「菌=ばい菌!悪者!ウイルス!?」などと〝滅菌・抗菌〟の文化になっています。でもその結果、耐性を下げてしまったのも事実です。菌すべてが敵なのではなくて、善玉菌の増殖により悪玉菌を排除しているという事実を知る必要がありますね。

私は災害ボランティアで活動中なのですが、本当の意味での復興とは、このように被災地の中で踏み出されて行く生産のエネルギー!挑み続けるエネルギー!であると信じています。萩原さんのこの挑みは、復興そのものであると私は信じ感じています。