4月29日<日報>:やっと来れました!石川県志賀町!

能登半島の西海岸を有する石川県の志賀町。実は被災直後からすぐに志賀町社協のLINEを登録して「バックホー(ツカミ仕様)とダンプで行けます」とコールさせて頂いていたのですが、こちらの地域では社協のスタッフ様も集まれないほど道路等インフラが破断してしまっていましたため、結局は第一期活動の第一次第二次共にお役に立てぬままでした…。揺れもさらに大きく被害も甚大だった志賀町…「きっと重機・ツカミがあったらお役に立てるだろうなぁ」と、本当にずっと気になっていました。

すっかり顔なじみにさせて頂いた氷見市社協様や、既に志賀町でライフライン復旧支援活動をされているNGO日本警察消防スポーツ連盟事務局様のご紹介もあり、本日から志賀町社協様の技術系ボランティアとして活動をさせて頂ける運びとなりました。今日は志賀町社協様にご挨拶に伺うだけの予定でしたが、私に出来る案件がありましたので早速取り掛からせて頂きました。

揺さぶられてしまったブロック塀は、直立していても鉄筋がズレてしまっているので強度がありません。積み木のような状態…。おおよそ20mのブロック塀を撤去します。

被災から間もなく4か月。約120日間…こんなに長い時間、毎日毎日倒れた塀や解体しなければならない家の事を考えながら暮らされている被災者様のお気持ちを考えると、何て言うかちょっと言葉になりません。まだまだご支援が必要なんです。

お昼。通常我々ボランティアは手弁当が基本原則です。ご依頼者様から物を頂くとかご馳走になるという事はNGなのですが、すみません><!!お昼をご馳走になってしまいました!しかも…しかもですよ!?美味しくて全部頂いちゃいました!!(笑)。ご主人様が山から採って来たたけのこご飯!そしてたけのこ汁!!たけのこと肉の煮物♪山菜~!いやぁ~~~こんな美味しそうなご馳走を見てしまったら遠慮などできません(笑)。〝志賀町社協様…すみません!すっごく美味しかったです〟←櫻井…報告書。

「奥さまは調理関係の方だろうな~」と思ったのですが、ほんとかウソか?「ただの田舎のお母さん料理よ~!」と笑っておられました。でも味付けが凄く優しいのにしっかり味わいがあるんですよ!!物凄く贅沢をさせて頂きましたっ><!!
「あがって(家の中で)
食べて!」とお呼ばれ頂いたのですが、たぶん私は泣いてしまうと思ったので外で頂きました。そりゃぁ~勿論…泣きますって。こんなに大変な目に遭ってしまわれたのに、つい数時間前に知り合った私にご飯を出して下さるんですよ?(涙)ダメだ…思い出しただけでまた泣くわ…。素晴らしい人って、こんなに大変な状況にあっても他者に施して下さるんです…。氷見や七尾での活動の時もそうでしたが、支援活動に来ている私に施して下さるんです。〝日本って最悪だ!日本はもうダメな国になった!〟と今の若い方は感じているかも知れません。私もそんなふうに感じ、怒りさえ覚える事があります。でも!確実に残っているんです。日本らしさ!人らしさ!。私はこの災害でそれを痛烈に再認識しています。

こんな優しいやさしいお父さんお母さんたちが暮らす日本のふるさとなんですよ。それをね、やっぱり日本人みんなの事として考えながら一緒に進みたいですね。

▲ これ…一人で全部頂きました(笑)ご馳走様でした~!!

さて!今日の分のブロック瓦礫を満載にしたので被災ゴミ仮置き場に運びます。お隣の七尾市は未だにダンプ禁止(汗)ありえません。志賀町の被災ゴミ仮置き場はダンプOK!これは本当にそうあるべきなのです!!。おおよそ3tのブロックを降ろすのにかかった時間=20秒です(^^!こうじゃないといけません。

今日はバックホー(重機)をご依頼者様の土地に置かせて頂いて、空荷のダンプで富山県氷見市に戻って来ました!軽すぎるとダンプは跳ねますね~!(道路が仮補修なので凸凹のままなんです…)。途中にある「古墳の湯」と言う温泉に入り、いつも滞在でお世話になっている久目地区交流館様に戻って来ました!。

最初は志賀町社協の駐車場でダンプ泊も考えていたのですが、思っていたよりも軽いドライブ感覚で往復が出来ると解りました!通勤可能エリアという事で、当面の間は久目交流館様にご厄介になりながら志賀町様への活動を行わせて頂きます。氷見市久目地区は私の一連の活動に徹底的に最高のおもてなしで支援下さっています…本当に「こんなにして頂いて良いのだろうか?」と思う程なんです。

お食事を差し入れて下さる久目のお母さん…久米地区社協会長でレストランを経営されている上野先生…久目地区交流館を快くご提供下さる久目地域づくり協議会の河原会長…米作りの夢を実現させ就農された「sympathy pastime」の萩原さん、その米を美味しく食べお料理・お惣菜製造を実現させている同じく「sympathy pastime」の礒辺さん、被災地支援のニーズや状況を共有下さるサントスさん…今日はたけのこスペシャルDay!?岡峯さんが夕飯にたけのこご飯と煮物を作って下さり、娘様が届けてくれました!岡峯さん(お母さん)は、ご自身も阪神淡路大震災の時にボランティア活動をされ、娘さんは氷見市で「地域猫活動推進団体MIMI」を主宰されている「慈愛」に満ちた母娘様です

たくさんの方々が惜しみないご支援協力をくださっています。私をこの被災地に装備もろとも送り出してくれる団体の仲間やご寄付カンパ下さった皆様もそうです!!そのおかげで私は不自由なく快適に活動が出来ています!そして元気に活動が出来ています!。ありがとう何て言葉じゃ言い表せませんが、とにかく皆様のお気持ちに感謝しかありません。本当にありがとうございます!皆様の手足となってその思いをお届けすべく精一杯活動をさせて頂きます。