輪島市の被災者様と沢山話せた日

ダンプ宿泊…どうしても夜明けとともに目が覚めてしまうので、7時半に現場に行って作業していました。普通だったらこんな早くから重機を動かしてたらクレーム物なんですけどね…でもご近所皆さんがたくさんお話をしてくれました。

ほんと…この時間差攻撃とも言える二重災害に、生きる希望を抱けない状態…ギリギリどころか「あと何しろと言うのか…」と、溜息すら出ない状況です。

大きなお蕎麦屋さんを経営されている店長(従業員8名)さんが1.5mほど水に浸かった店内・厨房を見せてくれました。とても写真など撮れませんし、それが私の仕事ではないので撮りませんでした。

1/1、地震で厨房機材・輪島塗の高級食器・客席などに甚大な被害が出ました。建物(非常に大きなお店)は使える状態だったので、この社長は借金をして機材を購入。店もリフォーム。町の商工会も「何とか再建して頑張ってくれ!輪島の灯を絶たないでくれ!」と応援していました。

でも先日の洪水で1F部分全て水の中に。厨房機器が浮かび上がり、それが店内の壁にぶつかる音が近所から聞こえたとの事。

たった4か月で新品の機材全てが泥の中に…。それを処分です。

私はこの方の話を自分に置き換えて聞いていましたが、自分だったらもう何もかも嫌になって逃げだします…。或いはもう投げやりになってしまいます。皆さんはどうですか?それでも店の泥を出して掃除してこの経営者さんのように頑張れますか??…私は自信がありません。この方…泣いてた。泣いても話してくれたんです。私は重機ボランティアなので泣きに来たわけじゃない。けど泣くしかなかったです。悔しくて。

「ボランティアは有難いんです…だけど、こんなに頑張って泥だししてくれても、結局この店は衛生上再建築か柱だけにして作り替えなきゃ出来ないんです」とおっしゃっていました。でも、さすがにもう資金繰りも厳しいとの事。

もはや市町村・県の財源云々のレベルじゃないんですよ。「被災者に資金を無利子で貸与」何て言ってる次元じゃないんです。今!国が動かずしていつ国民を守る使命を果たせるんですか??怒りを覚えます。政治家のスキャンダルや献金騒動をゴシップ的に報道している次元じゃなくて、いいかげん50年後の孫の代の事を真剣に考えて舵取りする本物の政治を取り戻さないとマズイですよね。助け合う為に村や町やコミュニティーが発展して、もっと大きく助け合うために国家が作られたはずなのに、変な事になっているように思えてなりません。

▲ 10/15まで泥を捨て場所が休みで捨てられない…

▲ やっと下水点検穴が出てきました!今回は壊していません(今のところ…)

▲ 15日からバンバン捨てられるように、ヘドロを集めています。

▲ キワ部分は手作業です。これって凄く重いんです。スコップの半分以下にしないと持ち上がりません。そう考えると重機は大したものです…。