万年メンテナスのオプです。もうそう言う物だと割り切っていますし、それはそれで楽しんでおります(笑)
大きなプラモを組み立てていると思えばOKですね^^;
・・・そんな訳で、この秋~冬の間に、時間が確保できれば行なってしまいたいメンテナンス部分を書いて見たいと思います。
1)2GMF(間接冷却)エンジンの冷却水循環ポンプ交換
2)シャフトのカットラスベアリング交換
1)のエンジン部品は既に手元に用意できましたので、あとは時間と根性のタイミングが合えば2時間程度で終わる作業かな?と思います。
2)の方はここ数日色々と考えていますが、かなり難易度も高く、作業量が多いメンテです。
計画段階で既に心が折れていますので、まずは段取り、整理、のつもりでアイディアだけ書いておこうと思います。
下の写真のように、船内エンジンから船外プロペラへ、回転伝達するシャフト。その軸を最後に支えているのが「シャフトストラッド」とか「シャフトブラケット」等と呼ばれている部品のようです。この支え棒の中には、「カットラスベアリング」と呼ばれる消耗品が入っています。こんな所に消耗品ですか~っ><!と、思うような場所です。色々調べて見ますと、どんなに長くても10年程度?早ければ(良く回しているなら)4~5年程度で交換する部品だそうです。部品自体は入手可能な物のようですが、交換する為の所作が冗談ではない程大変で、大半の方は業者さんに依頼されているようですね。
素人的には、反対側からヘリをトントン~と叩けば、筒(カットラス)が出てくるのでは?と思えますが、そんなユルユルなモノではありません(笑)シャフトを外して行なうべく作業のようです。シャフトを抜くには、エンジンを取り外すか?ラダーを外してエンジン側のカップを外して抜き出すしかありません。どちらの場合も大変です。※フルスケグの船の場合はエンジン(船内側)に抜くしか手段がないかもしれませんが、幸いOPERAはラダーを外せば船外側にシャフトを抜けます。
でも!シャフトを船外側に抜くにも、エンジンと接合している部分を外すには特殊専用工具が必要です。しかも・・・作業スペースがエンジン後部なので非常に狭く、片手しか入りません。更に、PSSも取り外さないとスターン側に引き出せません。果たしてそんな事が出来るのか?・・・ここでポキっと心が折れます(笑)
打開策を考えてみました・・・。
シャフトブラケット自体を取り外せれば、上手く出来るんじゃないかな??
①ペラをシャフトから外す→②シャフトブラケットの船内側ボルトを外して船体と切り離す→③シャフトブラケットのみをシャフトから抜いてカットラス交換作業開始!。後は順番どおりに戻せばOK!?
んんん・・・。でもなぁ~それにしても作業量が多いですし、そもそもブラケットがちゃんと外れるのかどうか?そこが最大の難関です。それにシャフトブラケットは非常に高額な部品なので恐ろしい部分です(笑)。以前ラダーの修理を行なっていたときに、船底にブラケットのボルトを発見したのですが、外から見ると取り外し可能な雰囲気には見えません。たぶん、取り付けてからゲルコート塗装をしているからだと思いますが、これが外れれば、あとはペラを抜くだけなので頑張れそうです。
あ・・・記載順番が逆になってしまいましたが、そもそも何故この部品(カットラス)を交換したいのか?と言うと、消耗品ゆえに経年劣化で磨り減りますとエンジン回転数によってガタガタガタと音が出るからです。
この部品が減ってくれる事で、シャフトの消耗を防いでいますので大切な部品だと思います。でもなぁ~消耗品なら、もうちょっと交換しやすい部品だったら助かるのになぁ・・・。