何とも不可解なタイトルです(笑)
4月30日…ハーバーを歩いていたら、妙に弱々しい小さいネコが鳴いて近寄ってきました。概ねネコなんて人から逃げて歩いているのが普通だと思っている私にとって、飼い猫でもないのに不思議だなぁと思っていました。そのまま喉をゴリゴリして撫でていました。まだ子猫の部類かな?それにしても痩せていて弱っているようにも見えます。
妻を電話で呼び、様子を見ていましたが、何と無く捨て猫の様相です…。毎日釣りをされている釣り人の方々も「2~3日前からおったよ!捨てられたんや」と話していました。釣り人さんが釣った魚を半身にしてネコの前に出すも、どうやらまだ離乳食直後なのか?あまり食べられない様子。
夕方になっても、ハーバーをうろうろと歩いて、色々な人に甘えているのですが、その様子や鳴き声が切なく聴こえます(汗)ハーバーマスターも「これ…あと数日したら、タカとかカラスに突かれるか、車に轢かれるかやね…」と仰っていました。夜中はまだ結構冷えますし、このサイズのネコが一匹で生き抜いてゆけるようにも見えません(間違いなく、誰かが飼っていたネコですので、野良猫のような生命力は感じられません)。
妻が「どうしよう…つれて帰りたいけど、無責任な事をしたくないし…家じゃ飼えないよね?」と真剣に悩み始めました(笑)まぁ~こういうときは概ね「何とかしたい!」と言う思いがあるから悩むわけです。私がヨットを買うときと同じ心理です(爆笑)。そうなったら結論は「買うしかない」いや違った「飼うしかない」んです^^;
そんなわけで、はるばる長野まで車にのせて戻って参りました><!!
車の中で、ず~っとゴロゴロ言いながら寝ていました…たぶん寂しかったのかな?ホッとしたのかもしれない。
白馬の量販店に入り、離乳食間際の餌やネコ用ミルク、猫用シャンプーやトイレ、おまけにネコジャラシやリードも買いました。
車内で「名前何にする?」と言う事になりまして、色々考えました。
「富山にゃん子」(※メスなので)とか「石田マリン子」・・・と言うゲスな名前が可決される事は当然無く、「まりん」と言う名前に決定しました!海から来た猫です(笑)
帰宅後、すぐに餌とミルクを用意したら、まさに息をするのも忘れる勢いで食べつくしました!!!食べられれば元気になるはずなので一安心です。
でもね~きっとこのネコを飼っていた方がいるんです。(元飼い猫と、純粋な野良猫の差程度は私にも解ります)
その方もたぶん色々な事情や思いがあって、置いていったんでしょう…石田フィッシャリーナの中には「漁港」もあるし、釣り桟橋は子供連れの家族も沢山訪れます…。たぶん、「ここなら誰か拾ってくれるんじゃないか?」とか「餌をもらえるんじゃないか?」と考えた末の判断だったと予測しています…というか、そうであって欲しいです。
そしてきっと、置いてきたのは良いけれど、「ちゃんと餌を貰っているかな?」とか「鷹や蛇に襲われていないか?」等など…辛い思いで心配しつつ、罪悪感に苛まれているのではないでしょうか?
もしも!!万が一!!!飼い主様がご覧いただけたなら、どうか安心して下さい!!長野県(海岸線から日本一遠い場所付近)で、新たな人生(にゃん生?)をスタートさせております。
基本、家の中で飼うので、ごはんの後、風呂に入れてネコシャンプーで磨き上げました!!(思いのほか、暴れませんでした…)
洗った直後の写真・・・。今は電気カーペットの上で、ヌクヌクしています(笑)
と言う訳で、海から拾ってきた彼女との同棲生活スタートです。犬だったら一緒にセイリングもイメージ出来ますが…果たして?セイリングキャットになるのだろうか?そういえば「※1)キャットリグ」っていう形状のヨットはありますけどね…。
※1)帆装様式で分類したヨットの一形式。艇首に近い1本マストに大型の縦帆1枚を張る。操縦が簡単でかなりの高速を得られるため小形競走艇に多く採用。
一年後…「まりん」も石田帆友会の仲間に加わりました→クループロフィール