2月23日<日報>:皆様のご協力で走るダンプ!重機!<阿部んジャーズ精鋭部隊集結!>

昨日のうちにダンプを空けておいたので今日は余裕の出勤(仕事じゃないから出勤ではないですね^^;)。駐車場に到着した私のダンプ・ユンボの後ろを追いかけてくる方が!?。数日前に大谷石ブロック撤去でお邪魔させて頂いた家のお父さんお母さんでした!「櫻井さん~!!どうしてもお礼が言いたくて!」と、ご挨拶に来て下さったのです(涙)。「あれから本当にぐっすり眠れるんです!眠れるって幸せなんや~ってあらためて感じる程なんです」と仰ってくださいました。社協経由でのニース対応なので私はこの方のお名前も知りません…でも、このお父さんお母さんにとっては人生で初めて依頼したボランティアになるんです…ついつい我々ボランティアと言うのは、案件をクリアさせる事!ニーズを満たす事!結果を出す事に注力してしまいがちですが、もっともっと根本にある「今お困りの方をどう癒せるのか?」と言う点についてしっかりと考えながら対応しなければなりませんね。「自分が困っている時どんな風に対応頂けたら嬉しいか?」それを考える事の大切さを考えさせられる朝の尊い出来事でした!(色々修繕などでお金もかかる時期ですのに、ビール券をたくさんご用意して私にくださいました…感謝しかありません…凄く尊いビール券)

さて!今日は(今日は?と言うより今日も!ですね)「超重量物倒壊灯篭回収チーム=阿部んジャーズ」での活動です。本当にこれまで何百基の灯篭を運んだでしょうか…軽く見積もっても200基!重さに換算したら恐らく150tは運びました。色々な飛び込みメンバーをスカウトしたり、力のありそうな方にお願いしたりしながら、倒壊灯篭の撤去の為に構成された氷見社協ボラの特殊班です。

灯篭何て転がってたって問題ないじゃん!と思う方もいると思います。実際そうなのかもしれません。それより「水や食料を配布する」とか「家の壁を直す」と言った事の方が〝ボランティア〟として語りやすいのも事実です。

でも想像してみてください…灯篭がお隣の家の敷地に落ちたままになっている心労、傾いて自宅や隣の建物に倒れそうな灯篭を毎日気にして過ごす辛さを…。そんな負の感情に包まれた中では復興に踏み出しても元気も出ません!。だから我々は片付けるんです。大人4人がかりでもびくともしない灯篭の傘(400㎏以上)に打ちのめされ、諦めかけていた皆さんも、撤去が進むにつれて笑顔になられていくのです。我々はボランティアですし専門業者ではありません。機材力にも限界がありますが、だからこそ!創意工夫で現場合わせしながら乗り越えて行きます。その様子をご依頼者様も共有いただく事で、確実に復興への意識が高まり共に進んで行こうと言った共通認識の中で現場を後にしています。

今日も魚津市から「(株)石工中村」の中村さんが運び出せない大きな灯篭傘を割りに来てくれました!。魚津から来ると本当に距離もあり時間も掛かるのですが、これまで何度も足をお運び下さり我々阿部んジャースはじめ他のボランティア、そして被災された方々のためにご尽力いただいております。ありがとうございます!

一案件目の現場…重機が入れれば数倍早く進められる立地でした。車幅+5cm弱の極狭通路を攻め入って行きます!中に入るために何でもします(笑)※ちゃんと元に戻しました…。

今日は、いつもボラ活動にご協力くださっている「氷見ライオンズクラブ」様が、ボランティア向け炊き出しをふるまってくださいました。「氷見カレー」と言うものだそうです!!初めて頂きましたが、氷見で水揚げされたイワシを粉末にして。それをカレーにたっぷりかけて頂きます!

午後の案件開始!一応ひとまず?この案件が最後の灯篭案件となります。でもまだまだ〝おかわりTIME〟もたくさん出てくるので終わりと言う訳ではありません(^^;。カレーで元気をチャージし、意気揚々と現場着!

全てをダンプに積むことが出来ないので、回収はまた後日!でも無事に全て引き出せました!!本日の阿部んジャーズは、阿部さん、高木さん、米田さん、中川さん、武田さん、澤田さん(社協)、櫻井でした。

明日は長野県上田市の(株)山宗建材の山崎ご夫妻が氷見でボランティア活動をされます!今夜間もなくこちらに到着されるかな?。重機手配などでも大変お世話になっている上に、遠くまでご参加くださり本当にありがとうございます!