2019年4月17日「船外機部品を船で取り行ってきました」(筆者:レプトン)

2019 H31 4/17(水)
新湊マリーナに有る日本海マリンへ注文しておいた船外機部品を船で取り行ってきました。

7:40 石田出航 
北2m、波0.1m、晴れ。後立山連峰も見えている。振返ると能登半島の山が七尾湾入り口に向け静々と低くなっていくのも見える。
メインセールを上げたが辛うじて膨らむ、頼りは船外機。セールはファッションだ。

8:30
右横30mで何かが跳ねた、目を凝らしていたら5~60m後ろで背びれが見た、イルカだ。一分もしないうちに右舷すぐ横にイルカがスーッと飛び出しザバーンと海に戻る。
驚きと感激が一緒に沸く、テレビでは当たり前のように見ているがそれがレプトンの横で現実に始まった。海中の白いものが船底を横切って行く。船外機のスクリュウは分かっていると思うが心配するところだ。10分以上遊び回っていた。船底のバラストフィンキールを見て自分たちと同じモノが付いていると分かって遊びに来るのかもしれない。

8:45 南2mになりポートタックに変わる。

9:00
イルカ再訪。感激は減ったが一生懸命見てしまう。また2m横に出てくるのを見たくて。体長は2m程、背は黒、横はグレー、腹は白っぽい。背びれはウィンドサーフィンのフィン形。

10:00
0.4m程の細かい波が出てきた。GPV風予報で風が吹き出す時間と合う。(GPVは南風予報、現地は北西5m)スターボードのアビームで帆走が始まる。4Kt強で快走快適、静かに首で風を感じ水切る音を聴く。ヨットはやっぱり帆走ですね。

11:20 新湊マリーナ着岸
30分前に入港相談をしてあったが手違いでチョット戸惑う。事務所前の岸壁に舫い日本海マリンへ歩く、途中にある上下架クレーンは何度見てもホンマにデカイです。陸置き場所も拡張してあり新しいセメント床が広大に広がっている。日本海マリンで船外機の部品をもらいコーヒーを頂く。揺れないイスとテーブル、陸の上は落ち着いて飲めます、人間はやっぱり陸上生物なんですね。

11:50 新湊マリーナ出航
港口を出て初雪山に針路を取る。北寄りに進むほうが定置網を避けれるからだ。風は北東8m、波0.4m、ポートタックのクローズホールド。GPV風予報通りの向かい風。定置網群を越し前方に石油沖受けターミナルが黄色く小さく見えている。

13:20
北東の風は強まり波が0.7mに高くなる。波長の短い波で当りが強くしぶきが多い。メインセールだけでもヒールが大きい、そこで風に上り、シバーしない程度に風を入れ船外機を回して速度を保つ。これがまたタックなしで石田フィッシャリーナへ向かうから絶妙な取り合いだ。(船外機は左舷に有って、ヒールが大きいと空転する)石田まで8.8nm。

15:35 石田に着岸
向風で波に叩かれしぶきで前甲板はたっぷり濡れた、海水がコクピット横へ流れてくるので座るマットの下に係船タイヤを敷く。水橋沖が一番荒れた、ネットで国交省の海岸カメラで石田の海面具合を調べたら波10cmと表示が出た。北の朝日町も同じように穏やか。半信半疑で混乱。しかし石田まで後1nm辺りから白波は無く波が丸く低くピッチングで船底を打つ大音響もピタリと止んだ。生地鼻で、波が消されているのだろう。今日もお世話になります、石田っていい所なんです。