2019年7月2日~3日「能生漁港行」(筆者:レプトン)

能生漁港(新潟県)へ行ってきました。
40nm/日位で行ける所として能生漁港は候補の一つで波風が良い日を待っていました。
GPV気象予報では7/2は西風8m以下の追い風で波0.8以下、翌日の帰路は北寄り3m以下・波0.6以下、なんとか行けそうなので決めた。

7/2(火)
石田出港4:30→能生漁港11:05着岸:40 石田出航
 

石田へ着くと南西6m位でボーボーと吹いている。空も暗く重い気分で港口を出る。 セールは2ポイントリーフにする、先日仕組んだ引っ張りロープのおかげで難なく出来て気分が上向く。

6:00 入善の風力発電塔手前で本船に近づく、グレーの船体に白文字で大きく文字が書いてあるが読み取れなかった。離れて行ってから気を取り直して写真を撮った。

8:20 親不知漁港沖。海の上を高速道路道路が走り先の山の穴に消える。奥の山は黒姫山、明星セメント(株)の材料山です。西5m、早到着と陸の様子を見たいの進路はデッドランのまま行く。追い波を受け、ゆったりローリングとふんわり波乗りブローチングで船がよたつき回る。

9:15 姫川港防波堤が左に伸びている。 港奥の積み出し用セメントタンクがポツポツ見えている。 波は静まり風は定まらずセールはファッションでエンジンさま様。

9:20 糸魚川の街、越した姫川港の防波堤が右端に横線で黒く見えている。目指す能生漁港まで7nm程だ、海ナビってありがたいもんですね、視界が悪くても現在地が分かって進路線もフラフラ見えています。

11:05 能生漁港に着岸。漁協の人達は親切でうれしかったです。道の駅から離れますが安全で良い所です。手前は釣り船群で好評繁盛中な感じがした。中央奥の小さいヨットがレプトンです。

西の防波堤に上がると弁天島と弁天大橋が見える。絵になります、左端のガードレールが国道8号線、運転の方は海を見過ぎないように注意してくださいね。

能生といえばカニです。昔は国道8号線に面して蟹屋の店が並んで、カニ屋の声が響き、トラックにはねらるか、カニを買うか、盛り上った危ない空気の場所だったんですが今は道の駅横に移ってご覧のカニ屋の店店店になりました。

道の駅の裏は海、ここは港口が近くで防波堤端の小さな赤灯台が見える。 港に入るにはこちら側に岩礁暗礁帯が有るので堤防寄りに通る。岩礁の注意標識は立っていない。

漁協で風呂に入れるところを聞いたら、「ここには無いんです」、民宿や旅館の看板があちこちに見えるが、皆廃業だそうです。
でもいい方法が見つかりました、それはカニ屋街の港側にプールが有って、PM8時までやっています。シャワーだけでも使えるのでさっぱりできました。シャワーの後は着替えもして本当に気持ちよく、人心が付きました。

晩飯はサトウのご飯、サバ味噌煮缶、野菜サラダ、永谷園なめこ汁、オプさんから頂いたジョニ赤、静かになった港の海面に明りがゆらぎ特別な席での時間。あー旨い、はー本当に旨い。酔いの力で大声でうまいーー、と叫ぶ。実は船尾側の岸壁奥に夜釣りの人が1名、まーいいか

7/3(水)
能生漁港出港4:30→石田フィッシャリーナ着岸12:15

能生には定置網が無いのか、朝前に出る船が無く静か港だった。昨日と同じ時間なのに何とも明るい、天気予報は晴れになっていたから雲が無いので明るいのか。
GPV天気予報では風は南→東→北と変わる、風速はずーと3m以下。波も無い。追い風だが風速が無い。やっぱりエンジンさま様で行きそうです。

5:00  出港して30分、振り返ると能生漁港防波堤から朝日が昇っていた。海象も穏やか、予報通りで帰りの気持ちは軽い。

5:15  能生の街、緩やかに広がった谷は能生川だろう。港に一泊だが名残惜しい気分。この後は写真を撮らなかった。時間とメモだけです。

6:30~7:00  姫川港巡り。帰りは気持ちに余裕が有り姫川港に入り見て行くことにした。
港口近くでセールを下す。漁船と沢山の釣り船が行き来して落ち着かない。港奥へ向かうとクレーンの付いた台船が正面に見える。停泊してると思い正面に向かって進む。辺りを見物しながら舵を取る。進んが距離にしては台船が大きく感じる、注意して見るとこちらに進んできてるのが分かり慌てて右手の防波堤側に舵を切る。

あれこれと見学、見て分かった事は、姫川港は大型船の港だ。岸壁が高く陸の設備も小型船は場違いな所。小型船の船溜まりもありましたが窮屈そうで迷惑になりそう、使わない方がいいです。
港を出てセールを上げる。風が無い波も無い。機走すると風見は正面を差しセールもおとなしい。

8:10  親不知港沖1nm 北2m 波0.1m 晴れているがカスミが濃く海も山も空も薄青白色がかった色。

9:10  境川(県境)沖1nm 海象変わらず。

10:00  朝日町沖 北3mアビーム 波0.2m うねり
宮崎港沖を過ぎてきた。陸と近かったので宮崎港沖に有る岩礁帯をつぶさに見れた。漁港の裏山、城山へ向かう山の途中にこの岩礁帯を照らす照射灯台が有るのだが、どんな岩礁か興味が有った。
陸に近い岩礁は海から出た岩の頭から太い柱が立って一帯に白波も出ていた。 沖の方は暗礁で海面から潜水艦の潜望鏡が出ているような具合。時々小さく白波が立つ。漁具に当たるのと違いこれに当たると沈没するので厳重に見張りをしましょう。

10:30  風力発電塔沖0.4nm

11:40  生地灯台横 北東3m 波0.3m クォータリーで見えてきた石田へ向かう。

12:15  着岸