2月11日<日報>:皆様のご協力で走るダンプ!重機!<塀倒壊案件!ボランティアさん奮闘!>

今日は朝7時に一人で現場を下見…。先日、木の根っこを引き抜いたら水道管も一緒に引っ張ってしまって「泉を掘り当ててしまった?」あの案件現場です。何と!この場所の地名は「泉」と言うそうです。んんん…これもシンクロニシティーの類かな?。

社協ボランティアさんが活動可能な状態かどうか?それを確かめました。活動可能!と判断しましたので、急遽4名のボランティア様を派遣頂き、さんとす様や所有者様と一緒に、倒壊塀の撤去を行いました。

三連休中…ゴミ置き場の混雑もひどく、通常の30分前に突如の閉鎖!午前中に1便目を出せませんでしたので、午後の搬出に備えて1.5時間待機。その後大急ぎで戻って2便目を皆で積み込んで滑り込みセーフ!。今日の動画は、そんな被災ゴミ仮置き場の様子などです。

災害ゴミ仮置き場には、様々な人間模様…ドラマがあります。全く見ず知らずの方が気軽に声を掛け合って労いあったり、同じ社協ボラ同志で手伝ったり…。今日も全く知らない住民の方と膨大な待ち時間中、ず~~~~っと話をしていました。ここに集まる大半の方は被災された皆様です。「お話を聞く事」も大切な活動のひとつなのですが、活動だからというよりも、むしろ同志・仲間のような感覚で会話がはずみます。

左の青年は連日氷見社協で活動されている素晴らしいボランティアさん(新湊からお越しいただいています)。右のお父さんは見ず知らずの方ですが合計2時間はお話ししたと思います。

いつも2t平ボディーのエルフで駆け付けて下さっている青いツナギ服のボランティアさんは、私の順番の時に「アオリ外してやっからバックして来て!」と、自分の順番待ちの間に私のダンプに駆け寄ってアオリ(後方の排出板扉)を外してくれました。助け合う心・・・自分だってみんな大変なのに、それでもなおも人を助ける事が出来るお姿に、人間の思いやりの深さを痛感します。災害なんてまっぴらです!でも災害時にはその人の本質が見えるのかも知れません。私の周りには素晴らしい「名もなき英雄」がたくさんいます。新聞にもニュースにも出ない英雄!この方々が復興の礎となっている事を、私は絶対に忘れません。

さて…その頃「阿部んジャーズ」は・・・明日からのユニックトラック+ダンプ搬出作戦に備えて、庭の奥の方で倒れている灯篭を吊りこみ可能な場所まで移動!。巨大な傘…中柱…これは尋常ではない重さの灯篭です。人力と言うのは本当に物凄い物なんだと痛感しますが、単なる馬鹿力では動きません。阿部んジャーズは創意工夫の頭脳集団!?そんな事を垣間見る「滑車で移動」も試みたそうです。

▼ 今日の阿部んジャーズはパワーユニット。ラガーマンやレスリング選手もいます!そして勿論、氷見漁師の阿部さんもいます!

明日はユニック+ダンプで巡回して4案件の回収を目標としています。天気は悪そうですが「安全第一!生産第二!」で頑張ろう。

ダンプ運転席足元はもう泥まみれなので暖房を使うと埃が舞う状況…さすがの私もココで寝る事は身の危険を感じるので、ラストまでずっと「久目交流館(旧久目小学校)」にご厄介になっています。Wi-Fi環境の整った広い教室の中で寝ています。夜8時半に戻って来ましたら、地区住民の方(高林様)から、とても美味しいジャガイモ煮の差し入れがテーブルにありました(涙)。お昼には今日の現場のお母さまが、大きなおにぎりと唐揚げ、ポテトサラダなどがたくさん入ったお弁当を頂きました…。被災地の皆様のお役に立ちたい一心でお邪魔しているのに、全くもって逆です。皆様からの過分な施しに、ただただ感謝と感激をしております。そしてこのご温情に報いる為に「あと1t!あと一日!」と秒読み段階に入った活動期限を1秒たりとも無駄にしないように気を引き締めている所です!。みなさま…本当にありがとうございます。