5月4日<日報>:灯篭1案件完全完了!そして斜めになったブロック塀撤去中!<志賀町>

志賀町での活動6日目です。昨日までの完了案件数は9案件。今日は2つの案件調査(可能だったら開始)の予定で準備しておりました。技術系活動の場合、社協様が準備下さる写真や調査票だけではどうしても把握しきれません。灯篭撤去!と言っても問題になるのは環境・状況ですし、いくら重機で言っても肝心の機材が入らない狭い路地だったら大変です。そんなわけで、二案件のニーズ票を持って現地「志賀町富来地域」に向かいました。

一件目…あぁ~~~こういうタイプですか。フェンス垣根の外から吊り上げないと出せません。フェンスの向こう側は重機からも見えませんので一人で行うのは基本的には無理です。

▲ 岩は残します。崩れた灯篭を撤去します!
依頼者様も言っておられました…「ず~っと倒れた灯篭を見ていると滅入ります…もしも取り除いて頂けたらどんなにホッとするか…」。

まさに私がこの活動でモットーとしているメッセージです…。現地調査でしたが「本日今から行います!」と挑む事に決めました。依頼者様奥さまの協力と、あとは対面する窓ガラスを鏡代わりに使ってフェンス内の様子を見ました!。使える物は何でも使います(^^!

約40分…すべて搬出成功!(一部抱えて運びました)

▲ 灯篭土台は基本的に残地ですが、カエルの石像がかわいかったので、土台の上に置いておきました(笑)

「Smileプロジェクト~能登応援隊隊長」の中 忠正さんから〝ブロック塀撤去の相談〟を頂きましたので、自分の現場から更に北東の「稗造(ひえづくり)地区」へとお邪魔させて頂きました。この「中さん」は凄い方で、自衛官を定年退職された後、様々なボランティア活動でその専門性を活かして活動されている方なんです!「いつかお会いさせていただけたらな~」と思っていました!。

建物は解体決定なので「建物撤去後にブロック類の解体に入るのが妥当」との事で所有者様と打ち合わせしてきました。

▼ 次の案件…狭い路地で斜めになってしまったブロック(耐力を失った状態で危険)の撤去依頼です。ハッキリいってこれは私の重機では無理なんです…路地が狭すぎて通れません。でも…何か方法がないか?と依頼者様と30分ほど相談させて頂きました。道路の向かい側はこんな状況です。倒壊家屋が目立つ地区になります。

▲ 悩んだ挙句!重機が敷地に入れるように一部を倒し、敷地側から砕いて行く作戦にしました。
決めたらすぐにやりたくなってしまうのが私の長所!(短所??)。依頼者様と意気投合し「やってみましょう!」と実施。重機のパワーも十分!見る見るうちにブロックをなぎ倒し粉砕。(ただこれをダンプに積むのは大変そうですが…それは明日から頑張ります)

その現場で黙々と作業をしていましたら、昨日の母さん(昨日の日誌を参照)が「車を見つけたから来たんよ!社協に電話した~!ほんとありがとう!」とのお言葉を下さいました><!!!凄く嬉しい…。困っている時に誰かに一言!「助けて」と言える社会こそ、本当の福祉社会です。言えない空気を醸し出している社会は病んでいます。「助けて…」これって弱い者の言葉じゃないんです。「何とかしよう!」と挑み続ける方が放つメッセージなのかもしれません。

▲ 何と!!氷見市社協の山田先生が、お休みを利用して息子様と一緒に七尾市でボラ活動!!その足で私の現場に来てくださいました><!!!いや~キツイ現場…こんな激励が本当に身に沁みるんです。素晴らしいなんて言葉じゃ薄っぺらいですが、ただただ感激致しました。

▼ ブロック塀を解体している家の依頼者様!ピアノとサキソフォンとディンギーがご趣味!!この建物の中に防音室(音楽室)を自作している途中なのです。やっぱりね~音楽って素晴らしいんです!!ある種、言語ですよね。本当に素晴らしい依頼者様ばかりご縁があり、感謝なのです!。

実は今日は現場に重機を置いてきました…。ブロックの山を撤去しないと出られないというのもありますが、実は何往復も凸凹の道を走っていたせいで、重機屋根を支える支柱のボルト1本が破断…2本で止まっているのですが、そんな状態で凸凹道を走ったらたぶん屋根が落ちます。なので現地に置いてきました。んんん…新品のキャタピラも、既に瓦礫走行でボロボロです(^^;でもそう言う物ですし、ボロボロになればなるほど町は綺麗になっていく!!そう信じて重機様にも頑張って頂いています。この現場が終わったら、羽咋市の修理工場でボルトを抜いてもらいます。