2016年10月9日「ラダーポストからの浸水対策工事!(前編=分解+グランドパッキン購入)」

今日は艇内宿泊なのでヨットの中から更新を試みています。

今までは、暑さの問題もあり、とてもじゃないですが、この極狭な空間での「片手作業」は無理だと判断し、涼しくなるのを待っていました!そしていよいよ季節は秋!十分に涼しくなった今、徹底的にラダーシステム・ステアリングを分解し、仕組みを理解するとともに、何とかして漏水原因を突き止めたいのです!!

※右の写真(スマホでは下の写真?)は、8月段階での分解メンテのイメージです。クリック頂くと、今までの詳細ページに移動します。

今までの経緯記録

今までは、暑さの問題もあり、とてもじゃないですが、この極狭な空間での「片手作業」は無理だと判断し、涼しくなるのを待っていました!そしていよいよ季節は秋!十分に涼しくなった今、徹底的にラダーシステム・ステアリングを分解し、仕組みを理解するとともに、何とかして漏水原因を突き止めたいのです!!

シャフト部分を分解できずにいたので、今までは構造も推測のみ・・・。たぶんグランドパッキンなんじゃ~ないかなぁ?というレベルでした。それを何とか今日!「これだぁ~!!!」と理解したい一心で、極狭空間&片手でしか作業できない空間に挑み始めました。
気分は洞くつ探検をする「川口浩アタック隊!」です・・・(若い方には解らない話ですみません)。

片手でしか工具を回せないので、貫通ボルトを外すために反対側を先細グリップバイスで固定しました。広い空間での作業なら全く屁ともない内容の作業ですが、手が届かない!工具が入らない!片手だけしか使えない!という状況下では、大変な時間がかかりました。

下の写真は、まずラットから引かれているワイヤーを外しています。

部品名称もわからないのですが、シャフトの周りにある「回転させるための部品?」を取り外せました!!Vサインです。
たったこれだけの作業に60分です・・・元に戻せるのだろうか?という不安も抱きつつ・・・

そして!出てまいりました><!!!これがグランドパッキンです!!
最初は、想像していた様相と全く違うので、グランドパッキンではなくゴムリングのパッキンなのか?と落胆しました。でも!よく見たら、間違いなくグランドパッキンで、本当に一安心です!!

分解してみて解ったのですが、イメージしていた構造と違っていました。実際どういう構造なのか?を今後のために図にしておきたいと思います。

狭い作業スペースの反対側からも、Takekumanさん・Bossaさんが応援の手を差し伸べてくださいました。面倒な作業なのに本当にありがとうございました!デッキ上では、アダージョの藤本さんが取り外した部品を引っ張り上げてくれました。何だか大ごとになってきました(笑)

これが、夢にまで見たグランドパッキン!あとはこのサイズの物を取り寄せて、二週間後に組み付けて完成です!!
問題は、ちゃんと組み立てられるのか?だけです(笑)
今回外したボルトですが、山が潰れてしまった箇所もありました。
でも!レプトンさんが持ち帰ってタップを切ってきて下さるとの事><!ありがたやありがたや!!!

ラダーシャフトも、抜けるところまで下げました(これ以上抜くにはクレーンが必要なので、ここまで)。
何か特殊な技術が必要な作業ではなく、一にも二にも忍耐力が試された作業でした。

グランドパッキンを入手して、今度こそ解決させたいと思います!
予定では10/21~22日に組み立てて、23日に試運転を考えています。

二週間ほど、こんなふうにラダーが抜けたままになりますが、まっててね~!!!(笑)

10月13日、グランドパッキンが届きました!

あまり身近に売っている物ではないので、グランドパッキンの購入には少し手間が掛かりました…。しかも!結構な種類がありますので、写真やサイズデータなどが充実している所で発注!
今回は「モノタロウ」と言う事業所向けの現場資材販売サイトから入手しました。

使うのは。せいぜい25cm程度なのですが・・・3Mも来ます(笑)まぁ・・・安心して失敗できそうです^^;

鍵盤とグランドパッキン…毎度の事ながら私の作業場の構図は違和感があります…。手前が、今まで入っていた劣化パッキンです。5mm角だったものが圧縮されて6mm×3mmになっていると予測した上で、今回発注は5mm角にしました。

素材も全く同じ!炭素繊維コイルパッキンという物です(日本バルカー製造)。円の接合面を斜めに切断しないといけないので、慎重に作業を進めたいと思います。ちなみに!今まで入っていたのは、斜め切りではなく直角切りでした!もしかするとそれも水漏れの要因だったかな?さぁ~て!いよいよ今月22日には組み立て^^!そして23日にテストします。綺麗に直ると嬉しいなぁ…。