「ラダーポストの防水対策計画(2016.8.15~解決するまで継続更新中!)」

昨日発見した「ラダーポスト」からの水モレ。正直な所、コレで沈むような話でもないですし、ただ単純に「気にしなければ良い」だけの話です(笑)でも!そう言う事が出来ないんですよね~。別に潔癖症でも几帳面でもないのですが(むしろズボラです)、私は自分が扱うもの(車でもPCでも楽器でも)の仕組みを、有る程度自分で把握出来ていないと気持ちが悪いのです^^;

ましてや、海の上ではJAFも来ませんから(笑)「自力回復」が基本ですもんね。その観点から考えると、ココ(ラダーポスト)から水が入る!と言う事は、実に気持ちよくないのです><

ず~っと時間が有るときにネットで調べてきましたが、ただでさえ情報の少ないヨットの事…同じ症状や修理をされた方のログは、ほとんど見つけられません。しかも通常のグランドパッキンとは違うこの艇独自の形状もあるので、いよいよ解らなくなってしまい、困ったときのナントカ…で、和歌山のヨット先輩のCooさん(インペリアル23/ブルーウォーター33オーナー)に相談させて頂きました。
すぐに「もっと詳しい仲間がおるから聞いてみるね!」とお返事頂き、数分後には「空海さん」から大変ご丁寧なメールを頂きました!!!感激です。

やはり、このラダーポストはグランドパッキンであると言うことと、締め付けでモレが止まる可能性をご教授いただきました^^!

でも・・・狭い…。ただでさえワイドサイズの私には、このスペースからの作業は厳しいものがあります^^;
それでもって…すごく暑い><…おまけに工具も届かないと言う事が解りました(汗)

なんだか、トランク押し込められた死体?みたいなシュールな写真…。Bossaさんがゲラゲラ笑いながら撮影してくれました(笑)

あ~~つい!!!色々な工具を試しましたが、やはり一番奥のボルトを回すことが出来ません。
概ねヨットは、先にハル分部を作って、中を組み立ててからデッキを被せる感じで作られるようなので、このようにメンテナンスの快適性を考えていない分部も多いんですよね…。

暑すぎて中で写真を撮る余力がありませんでした。前回の写真を元に、行なった部分の覚え書きです。

3本のボルトで締められているのですが、2本までしか回せません。結果としては、かなり漏れ水量は減りました。
でも、最後部のボルトは全く締められないので、斜めに押されてしまっていると予想されます。今までは、上皿の上部のステンレス棒上部から水が吹き上がりましたが、そこからは止まりました。

バウ側の二本のボルトを増締めしたことで、前のめりに斜めになっていると推測されます。しかし、前側からの漏れがまだ確認されるので、ちょっとイメージしてみました。(下図)

グランドパッキンを交換する為には、上皿を引き上げないとダメだと思います・・・。この皿を上に上げる為には、ラットのギアも外す必要があるので、結構な大工事かも?。でも直したいです^^!自己満足の為に!(笑)だいたい自分の手が届かないボルトっていうのが気に入りません(笑)秋以降に、デッキを切断してメンテナンスハッチを作ろうと思います!

更に探求中(2016.8.16)

何とかこの分部を理解しようと、引き続き調べています。NEWPORTを作ったCapital Yachts Corp.のオーナーズサイトからもメールで相談をしてみました。
でも、私の英語力の問題なのか?返事が戻って来ません(笑)概ね海外のオーナーサイトは、既にヨットを手放している方が多く、酷い時はサイト管理者も不在?になっているケースが多いので諦めています(笑)
昨年より交流させて頂いております、イギリス人ヨットマンのジョージアンドリューさんにもご協力頂き、そちらのほうからも色々と調べていただきました。

A leaky rudder stock gland seems to be common trouble on similar yachts.  When motoring the stern sinks into the.
(船尾を沈めてモータリングするとき、ラダー・ストックグランドの漏れは、同様のヨット上の共通のトラブルのようです。)

このようなお返事を頂きました!要するに「こういう物だから気にせずOK」と言う解釈もあるのですが、「そこを何とか直したい」と言う私の欲張りな願望です(笑)

例えば、同じアメリカの造船所「CALIBER YACHTS」では、ラダー欠落時にも浸水を食い止められるように、スターンに隔壁を設けているようです!これは羨ましい~!

でも…こんなCALIBER YACHTSも、いよいよ新艇建造を中止したそうです。

漏水を止める!のではなく、入ってくる水をコントロール出来れば良いと言う発想はアリです^^!
現状では、船底全般にビルジが自由に動き回るのですが、ポスト周囲に隔壁を作ることならば日曜大工×3回レベル?で出来るかも知れません(笑)

更に探求中(2016.8.17)

レストア名手のヨット「空海」さまにも、再びアドバイスをいただくことができました!

「通常ラダーシャフトには高密度ポリエチレンのカラー(ベアリング)が入っており、この部分で大部分の水がカットされています。ひょっとしてかなりの隙間が有るのかも知れません。」

そのチェック方法も教えていただきましたが、ラダーにガタが出ていないので、カラーそのものは大丈夫かな?と思います。しかし、あまり意味を成していないワッシャーが一つあります!(下図)ひょっとすると、このワッシャーで防水?・・・いや・・・そんな訳はないですね^^;でも、この入り口分部の防水状況を詳しく調べる事は必要かも!と思いました。

※8月19日、空海様が「大師匠さま」に聞いて下さいました!凄いなぁ…上には上が(笑)
このワッシャーの件、やはり単に「船体とラダーが当らないように入れているだけ」の物だったようです。

更に探求中(2016.8.18)

ジョージアンドリュー様より
Also if the yacht is out of the sea for long time the packing is very dry.
It may swell up (get larger) if yacht is in the sea for a few days.
Replacing with a more recent packing material (synthetic) after the sailing season.
Also there may be a better designed gland - similar to the new style non-leaking prop gland. Let me know the diameter of the stock.

「ふむふむ…なるほど~」と、すぐには読めないオプですが悶絶格闘の末、解読(笑)

(訳)〝海外の場合もヨットパッキンは長い時間にわたって非常に乾燥します。数日海の中にある場合には(大きくなる)まで膨れ上がる可能性があります。セーリングシーズンの後に。より最新のパッキン材に(総合的に)付け替えてください。
私は、新しいスタイルの非漏 - また、より良い設計パッキンがあるかもしれません。シャフトの直径を教えてください。〟

やっぱりグランドパッキンの交換作業は必須ですね^^!いやはや…お騒がせ致しております><アドバイスを頂けて本当に助かります!ありがとうございます!!

8/20.英語だ…(汗)

やはり同じ事で対策を頑張っているオーナーさんはいるんだ!と、ちょっと嬉しくなってきました(笑)エンジンがストールしても何とか身動きは出来ますが、舵が無くなったらヨットは終わりですもんね…この取り組みは自分自身のスキルUPにもなりそうですし、とことんやってみたいと思います^^!

やばい…間違っていたと思う!(2016.8/25)

たぶん、下図のように間違っていたと思います・・・。
但し、未だグランドパッキンまで到達できていません(外すには大ごとなので)。

恐らくグランドパッキンが入っているであろう?分部を見るには、上部キャップを外す必要があります。でも、キャップ上部にはラダー装置が鎮座しているので、まずはコレをバラバラししなければなりません。
組み立てられなくなると、今シーズンのセイリングが出来ませんので、真冬に住み込みで作業したいと思います。この分部へは両手が入りません。片手のみです。目の前にゴロンとある部品なら実に単純なメカですが、片手で見えない状態での作業は厄介ですね・・・。頑張ります。